無事に会社に到着
車を降りようとドアに手をかけると
ジョシュアさんがそれを止める
??
頭にクエスチョンを浮かばせながらジョシュアさんを見ると
ニッコリ笑って外へ出た
…?
すると左側のドアまでやって来て
辺りを見渡した後ドアを開けた
また
また手を差し伸べてくれる
この手に何度助けられたことか
この手がなかったらきっと私はここにいない
この世界にすらいなかったかもしれない
全てを救ってくれたこの大きな手
その手に
自分でも分かるくらい
弱々しい自分の手を重ねる
暖かくて力強い手と
冷たくて弱々しい手
素敵なワンシーンにも見えるかもしれないこの瞬間
私の中で少しずつ大きさを増すジョシュアさんの存在に
私はまだ気付いていなかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。