第211話

❄️
11,567
2022/09/19 21:00



you
you
あ、紙出しっぱだ…













トイレの中で



ふと思い出した



















……人に見られると色々面倒だぞ??



















ササッと用を足してリビングに戻る
























you
you
おし、誰もいない












リビングにはまだ誰もいなかった










急いで紙をしまった

















私ったら、しっかりしなさ過ぎ



これじゃあいつかボロが出るよな……













とか考えながら時計を見ると


そろそろ8時













大体この時間から起きてくる人が出てくるだろーな…






なんか、





変な感じ





マネージャーとして起きたばかりの皆さんを見たことはあるけど



寝るのも見て起きるのも見るなんて……ㅎㅎ
















変な感じㅎ































ってまた私、こんな事で笑っちゃって








もうちょっとしっかりしなきゃ







修学旅行じゃないんだから























you
you
えいっ





自分のほっぺをパチンと叩く













痛っ〜ㅠㅠ
















ヒリヒリするほっぺを抑えながら

充電させてもらってたスマホを手に取る













通知が3件







1つはミリから




1つはお兄ちゃんから




そしてもう1つは。
































you
you
おっぱから…………

















滅多に連絡のないジュヒョクおっぱからカトク









珍しいっ!






そう思ってメッセージを確認すると



















                               「会いたい」















その四文字が






















おっぱ







連絡してくれてたんだ……







私ったら気付かず…


















you
you
ごめん…






ぽつりと呟きながら



返事をする


























                          「私も会いたい」















きっと

このメッセージへの返信は夜になっても来ない

















仕方ない






忙しいんだもの






























































頭では分かりつつ

心では分かってあげられない
























































you
you
やっぱ寂しいっ!!
















カトクの中の彼に



笑いながら


精一杯の寂しさを込めながら


そう伝える












































これの返事も返って来ない














































上にスクロールして


今までのカトクを遡ると







2人の時間が巻き戻ってくる




























あぁ










楽しかったな。





















でももう全部過去のこと。






























これから先溢れてくることと言えば



































日を重ねる毎に有名になるおっぱ











そんなおっぱと会う回数がどんどん減って








独り歩きを始める私の気持ち









































そんで



悲しくなって



たまに会えたおっぱに


当たっちゃって
愚痴をこぼしちゃって



おっぱを困らせて……

































考えれば考えるほど悪いことばっか浮かんできちゃう






































you
you
ほんっと、ダメダメだなっ……

































頬をつたる感触を拭って

カトクのタブを消す














そうして私は

泣いたのがバレないように顔を洗いに部屋を出た

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