あなたside
私は結構学校生活楽しんでる
先生からは問題児って言われてる
勉強本当はできるくせにやらない
化粧はしてる
けど、黒髪笑
友達には、あなたって変なところで真面目だよねって言われる
私は今日も仲のいい友達と休憩時間机を挟んで喋る
--------キリトリ線--------
今日もあっという間。
もう放課後
放課後は掃除の時間
私の掃除場所は調理実習室
班のメンバーと掃除をする。
私は掃除が終わったから、机の上に座る
誰かが私の前に立った
この人はむむくん。家庭科の先生。
むむくんは私の腕を引っ張って机の上から降ろした
むむくんは他の子に言う
他の子は出ていき、私とむむくん2人の空間になってしまった
私はノートをまとめているむむくんの目の前に机の上に両肘を付いて聞いた
むむくんは冷たい。
きっと私のことが嫌いなんだろうなぁ
私は…好きだけどなぁ
なんて、むむくんに言ったら迷惑だよね
私はそう思いながらも聞いた
私がそう聞くとむむくんはペンの速度を止めない
しまった…言ってしまった。
むむくんもペンを止めて、は?って顔して私の方見てるし…
終わった。最悪だ。
私は必死に笑顔を作って窓際に置いたカバンを取りに行った
あーぁ笑私何やってんだか笑
気が重くなり、行動が遅くなる。
早く教室を出たいのに、カバンを閉めるのに行動が遅くなる
はーぁ…もうダメかも…
そう思ってため息をつくと
後ろからふわっと抱きしめられる感触がした
窓にうつる姿でわかった
むむくんは私の肩に顔をうずくめる
むむくんは顔をうずくめながら聞いてきた
むむくんの抱きしめる力が強くなる
むむくんは私を振り返らせる
そして、キスをした
--------キリトリ線--------
むむくんに、そう言われた時全く実感がなかった
でも、むむくんが私から離れて
そう聞いてきたとき少しだけ実感がわいた
むむくんは私を机に押し倒した
むむくんは私の手を恋人繋ぎして
そう言って私にキスをした
その後私は学校だということを忘れ、調理実習室でむむくんに抱かれた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!