あなたside
私の彼氏は、涼太。
私より年上で頼りになる彼氏
そんな彼氏に構って欲しくて、私は抱きついた
私の様子を見て、涼太は、はぁ。とため息をつく
涼太は、私を無視して料理を続ける
その時、私はカチンと来てしまった
私は、涼太の家を出ていってしまった
切り取り一
夜道を歩く私。
今月もやっちゃった…
なんで生理ってこと言わないのかな私…
私は生理になるとものすごくイライラしてしまう。
涼太に当たっても良くなるわけないのに
私は、ビルとビルの間でうずくまってしまった
キリトリ______
宮舘side
あなたが家を出ていった
俺は火を止めソファーに腰掛けた
え、どういうこと…。あなたってあんな短気だっけ…
久しぶりの喧嘩。
やっぱ傷つくな。
自分に自問自答する。
ふと、カレンダーを見る
俺は何かに気づき咄嗟に上着を持って家を出た
キリトリ_____
あなたside
渡辺さんは、私と目線を合わせるようにしゃがむ
私は渡辺さんの優しさで思わず涙が出る
渡辺さんは私の頭にポンっと手を置く
渡辺さんの後ろには息を切らして上着を持った涼太
渡辺さんはご機嫌になり帰って行った
涼太は、私に上着をフワッとかけ、抱きしめた
私は、涼太におんぶをしてもらい家まで歩く
涼太の背中から見る首筋には汗が残っている
あぁ。走ってきてくれたんだ。
私は、思わず涼太に巻きついている腕を強くする
私は、耳元で囁く
すると、ツンっとしているが、バレバレ
そんな話をしていると家に着く
涼太にソファーへ降ろされ
そのまま押し倒された
涼太の舌によって口をこじ開けられ、涼太の舌が入ってくる
私が涼太の胸をトントン叩くと涼太は離れる
まさか、いつもロイヤルな涼太からそんな言葉が出ると思わなくて
私は顔を真っ赤にした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!