宮舘side
楽屋で衣装に着替えている時に言われた
康二が、俺の背中を見て驚いていた
俺の背中には、誰かに引っかかれた跡がついていた
康二はそれを見て心配している
俺は服を着て撮影に向かった
--------キリトリ線--------
全ての仕事が終わり、各自解散していく
俺が荷物を持って出ようとすると
翔太が壁にもたれて通せんぼしてきた
翔太はムスッとした顔だった
何言ってるんだろ。と思って翔太をすり抜けて行こうとすると
翔太に腕を掴まれた
翔太は俺の後ろに着いてきた
--------キリトリ線--------
俺たちは、俺の家に入る
こう見えながらも、俺たちは付き合っている
翔太は渋々手を洗いに行く
--------キリトリ線--------
俺が先に手を洗って食事の支度をしていると翔太がキッチンに入ってきた
俺が両手を拡げると抱きついてくる翔太
抱き合いながらそんな会話をする
出たよ。翔太のツンデレ
そう。康二に言った猫は翔太のこと
ツンデレなところ、猫にそっくりでしょ
翔太は寝室を指さす
きっと、シたいって意味だろう
俺は火を止め、寝室へ行く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。