said 蒼井
楽屋に向かう決心がついた時だった。
ガチャッ🚪
「…ッ、ハァハァ、、あなた居る?」
息を切らしながらいきなり楽屋に入ってきたのは、SixTONESの田中樹。
『居ますけど…、?』
田中「ちょ、来てッ!」
あまりの慌て具合に、SnowManのメンバーも戸惑いながら後に続く。
『どうされたんですか?!』
田中「…いいから!」
駆け付けた先には、
阿部「ふざけんなッ!」
温和な雰囲気の阿部さんとはかけ離れた怒鳴り声と
" マジでありえないんですけど?! "
某女性アイドルグループの人集り。
膝から血を流す雪野さんを囲むように
いくら人気のない廊下とはいえ、これ程の人数が集れば他の目も気になる所で。
渡辺「おいおい、お前なんで怪我してんだよ」
" 雪野に近づかないでくれる? "
" アンタらのメンバーにやられたんだから "
深澤「…どう言う事?」
" 阿部亮平に突き飛ばされて怪我したの! "
『あの、ちょっと…』
岩本「は?」
阿部「だから俺は知らないって!」
向井「阿部ちゃんがそんな事するわけないやろ」
" 加害者は嘘つくでしょうねw "
" これだから…
バンッ💥((机を叩く音
『あのっ!!』
ビクッ
"…なっ、何よ!? "
『ここ、廊下ですし…別室でお話をお伺いします。雪野さんは怪我の手当てを優先して、阿部さんとそちらのグループのどなたか代表者が…』
田中「俺も行く、一応当事者だし?」
目黒「俺も付き添います。」
" 待って?代表者じゃなきゃいけない理由は?私たち全員が目撃者なんだけど。 "
『…じゃあ、大きい部屋を確保します。宮舘さん、雪野さんの手当お願いできます?』
宮舘「…あ、、うん、」
宮舘「…立てる?」
"あ…はい、、すみません、、"
『じゃあ、3階の第2談話室に行っててください。それ以外のSnowManの皆さんは楽屋に戻っててください』
全員移動したのを確認する。
『あの、渡辺さん!』
渡辺「うおっ…なんだよ、」
『お願いなんですけど…』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。