ある日の放課後
私は教室で帰る準備をしていると
女1「あなたさん、レイジさんが呼んでるよ!」
あなた「え?あ、ありがとう教えてくれて」
いつもならリムジンでまってるのに
なんで私の教室まで...?
あなた「...どうしたんですか?」
レイジ「遅いです。何分待たせるのですか?」
あなた「すいません...」
レイジ「とりあえずリムジンへ急ぎますよ。大事な話があるのですよ。」
私の支度が遅いからわざわざ迎えにきてくれたのか
あなた「はい」
リムジンへ乗ると
アヤト「おっせぇよ!!さっさとしやがれ!!」
カナト「ほんとですよ、待ちくたびれました。ね、テディ?あなたさんってほんとのろまだね?」
ライト「僕も待ちくたびれちゃったぁ〜、あなたちゃん、隣に座って膝枕してよぉ〜」
アヤト「ライト!俺様のもんに何勝手に膝枕してもらおうとしてんだ!!あなた!俺様の隣にこい!」
カナト「アヤトもライトもふざけないでください!あなたさんは僕のです!!あなたさん、僕の隣に座ってください!」
スバル「お前らうるせぇ!!あなたがどこに座ろうが勝手だろーが!あなた、こいつらうるせぇからさっさと座れ!!」
シュウ「お前ら全員うるさい。ふぁあ…ねむ」
レイジ「この穀潰しが…。とりあえず貴女ははやく空いてるところに座りなさい」
あなた「は、はい」
私はスバルくんとシュウさんの間に座った。
ライト「あー!僕の隣にきてっていったのにー!」
カナト「あなたさん、僕の隣を選ばなかったこと後悔させてあげます」
アヤト「おい!あなた!!なんでそこなんだよ!!こっちこい!」
スバル「チッ、ほんとうるせぇ」
レイジ「貴方達お黙りなさい!!」
アヤト「んだよ、七三メガネ!!」
レイジ「アヤト、その呼び方をやめなさい!今から大事な話をします!よく聞きなさい!」
ライト「なになにぃ〜?」
レイジ「実は昨日こんな物が届きました」
レイジさんは黒に赤い薔薇のついた紙を取り出した。
アヤト「招待状?」
レイジ「ええ。父上からです。魔界でパーティが開かれるみたいです。絶対参加するように。とのことです。」
シュウ「はぁ…だる」
あなた「魔界…?」
ライト「あれ?あなたちゃんって魔界行ったことなかったっけ?」
あなた「ない…というか、魔界なんてあったんだ」
アヤト「あたりまえだろ!俺たちと同じヴァンパイアがうじゃうじゃいるぜ!」
カナト「魔界ですか…めんどくさいですね、僕はいきたくありません」
シュウ「俺も。めんどくさい。」
スバル「俺もだ。パーティとか聞いただけでめんどくせぇ。」
レイジ「貴女はどうですか?」
あなた「いってみたいです!」
スバル「はぁ!?お前行きたいのかよ!!」
ライト「じゃあ、僕と一緒にいこっか?別に魔界嫌いじゃないしー!」
アヤト「おい、あなた!俺様といくよな?」
カナト「あなたさんがいくなら話が変わってきます。僕といきましょう」
スバル「ヴァンパイアたくさんいんだぞ?それでもいきてぇのかよ」
あなた「それはちょっとこわいけど…でも魔界なんていったことないし、それにパーティって楽しそうだからいけるならいきたいかな」
スバル「チッ…じゃあ俺もいく。お前1人じゃ襲われかねねぇからな」
アヤト「カナトもスバルもめんどくせぇっていってただろーが!!!こいつといくのは俺様なんだよ!!」
ライト「ねぇ〜僕と一緒の方が絶対楽しいよ?だーかーら、僕といこ?♡」
レイジ「貴方達、いくつもりなかったのでは?」
アヤト「俺様はいかねーなんて一言もいってねぇ!!」
ライト「僕もいってなぁい、言ったのはそこの3人でしょー?」
スバル「べ、別にいきたくねーなんていってねぇだろ!!ただめんどくせぇっていっただけで…」
カナト「僕もめんどくさいだけで行きたくないなんて一言も言ってませんよ!!」
シュウ「はぁ…うるさい。そんなにこいつと行きたいなら誰と行くかこいつに選んでもらえばいいだろ。」
レイジ「ムカつきますが、私も穀潰しと同意見です。あなたさん、あなたが決めなさい。」
あなた「わ、私がですか!?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!