第24話

...どうして?2 《グクジン》
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2018/07/26 12:18
《ジンside》

部屋に入りすぐにベッドに潜り込んだ。
今の見たことを忘れたくて...
すると、
ドアをノックする音と、
「ヒョン...、入っていいですか?」
とグクの声がした。

ベッドから起き上がり、
ドアを開けずにグクへ声をかけた

「今は...会いたくない」
「ヒョン、ちゃんと話をさせてください。誤解なんです」
「今は...ごめん。会いたくない」

それだけ言い、またベッドに潜り込んだ。

《グクside》

ヒョン...
今、泣いてるよね...
そうさせたのは俺だけど、
泣いてるヒョンをそのままにしておけない。

ドアノブに手をかけたら、
鍵は開いてて、ドアが開いた。

「ヒョン...入ります」

ベッドが丸く膨れてたから、
そこにヒョンがいるのがすぐにわかった
俺はベッドまでいて跪き、

「ヒョン...ごめんなさい。悲しい思いさせて」
「...グクと付き合ってるって思ってたのは僕だけ?」

ヒョンが泣きながらも、
俺に話をしてくれた。
まだ布団にくるまったままだけど...

「そんな事ないです!あの時、ちゃんと付き合ったじゃないですか。俺はヒョンが大好きです」

その言葉を聞いたヒョンが布団から少しだけ顔を出し

「じゃぁ、なんで?」

その目は真っ赤で、
言っちゃダメだけど、泣き顔も綺麗だなぁって思ってしまった。

「ヒョンに...嫉妬して欲しかったんです」

「嫉妬なら...毎日してる...」

意外な言葉がかえってきた

「へぇ?」

俺が間抜けな声を出して不思議そうにしてると...
ヒョンが布団から起き上がり俺に抱きついてきた

「ヒョン?」

「グクがテテに取られたと思って、びっくりした...僕はあの日から、グクと付き合えたあの日からもいつグクがいなくなるんじゃないかって不安で仕方ない」

「ヒョン...そんな事考えなくていいです。俺はヒョンから離れません。嫌いにもならない。ずーっとそばにいます」

「ほんとに?」

抱きつきながら上目遣いでヒョンが俺をみてきた。
しかも、泣いてるから目はウルウルしてるし...なんて可愛いんだ

「ほんとです」
言葉だけだと軽すぎると思って、
思わずヒョンのぷっくりした唇にキスをした。

「...////」

ヒョンは照れて顔が真っ赤になった(笑)
ほんと、年上とは思えない可愛さ

「俺のこと許してくれますか?」

「次、したら許さないからな!」

強がってるけど、顔と耳が真っ赤なまんま(笑)

あっ!
テヒョニヒョンに仲直りしたこと言わないと...

「ヒョン、あの...テヒョニヒョンのところに行ってきてもいいですか?」

「テテのところ?浮気しに行くの?ってうそうそ(笑)行ってきてもいいよ」

「話が終わったら、またここに帰ってきますから(笑)」

「わかった。起きて待ってる」

ヒョンの笑顔を見てから、
俺はテヒョニヒョンの部屋へと向かった。

続く

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