《ユンギside》
珍しく俺の作業場に来たと思ったら...
ジミナがとかジンヒョンがとか...
さっきからずっとその話を、
俺は片思いの相手にされている。
「なぁ、テヒョン?」
「なんですか?」
「俺はいつまでお前の愚痴を聞かないといけないんだ?」
「だって、ジミナが俺をずっと無視してジンヒョンと遊ぶんですよ!」
「そしたら、直接あの2人に言えばいいだろ?なんで俺なんだよ」
俺が少しだけ嫌そうな顔をしながら言うとテヒョンは俺をじっと見つめて
「...ダメでしたか?」と聞いてくる
そんな不安そうな顔で言われたら、
抱きしめたくなるし、
俺はテヒョンには笑っていて欲しいから、
つい、
「いや...別にいいけど」
と答えてしまう。
そしたら、
テヒョンも笑顔になってくれる。
「あの、ヒョンにお願いがあるんです」
「なんだ?」
「この前、メールくれたじゃないですか?あれの最後の文を直接言ってください。」
「最後の文?」
俺はすぐにはわからなかったが、少し考えて思い出し顔を真っ赤にした
「い、嫌だ!絶対嫌だ!」
「だって、あのメール...グクにも送ったんですよね。俺だけだと思ってた」
《好きなのはテヒョンだけ》
そう言ってしまいそうになった瞬間、
俺はテヒョンに抱きしめられていた
「テヒョン!?」
「すみません。俺...ずっとヒョンのこと好きだったんです。それであのメールみてめちゃくちゃ嬉しかった。でもグクにも“愛してる”って送ってるのわかって寂しかったんです」
「...テヒョン。ちょっと離してくれる
?」
そう俺が言うと泣きそう顔をしながらテヒョンが俺から離れた
「ごめん...なさい。嫌で」
その言葉を遮るように俺はテヒョンの唇にキスをした
「俺もずっとテヒョンが好きだった。今日も珍しく作業場に来てくれて嬉しかったのにずっとほかの男の話ばっかりするからちょっと嫌だった」
「ヒョンっ////」
「テヒョン、俺はお前のことが大好きだ。いや...」
俺は、テヒョンを抱きしめ耳元で
あの言葉を伝えた
「テヒョン...愛してる」
END
初めてのリクエスト。
どうでしたか?
変な感じになってすみませんm(*_ _)m
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!