第33話

守りたい...《テギ》
1,008
2019/01/02 13:40
🐢とっぽぎ🐢ちゃんからのリクエスト

《ユンギside》

ジンヒョンが、
「解散も考えた」とスピーチで言ったときは
ほんとにビックリした。
けれど、
それ以上にビックリしたのが、
テヒョンが泣き崩れたこと...

すぐにそばに行ってあげたかったけど
行けなくて、隣にいたジョングガがテヒョンを抱きしめてた。
それを見た時、
“俺は好きなやつも守れないのか...”
と情けなくなった。

宿舎に帰っても、
俺はすごくモヤモヤしていて
誰とも口を聞かなかった。
その雰囲気にみんなも気づいてはいるが
俺とテヒョンが付き合ってることは、
みんな知らない。
テヒョンは俺に何か言おうとしていたが
すぐに部屋に帰ることにした

部屋に入り、
ベッドで横になってると、
ドアをノックする音が聞こえて、
返事をしようとしたら、
返事をする前にドアが開いた

TH「...シュガヒョン、居ますか?」

その言葉に俺はベッドから少し体を起こし声のした方をみると、
目に涙をためながらテヒョンが立っていた

YG「テヒョン...ど、どうした?」

TH「今日...一緒に居てもいいですか?」

YG「べ、別に...いいけど。」

俺がそう言うと、さっきまで泣いていたのにニコッ微笑み俺のベッドまで歩いてきた

YG「一緒に寝るんだろ?」

TH「...はい」

俺はテヒョンの手を引きベッドの中に入れたらテヒョンが俺に抱きついてきた

YG「テヒョン!?」

TH「ヒョン、怒ってる?」

YG「えっ?」

TH「さっき...ジョングガに抱きしめられてたから...」

YG「怒ってない。俺は自分が情けなくなっただけだ」

テヒョンを安心させようと頭を優しく撫でながらそう言うと、テヒョンは抱きついたまま
上目遣いでキョトンとした目で俺を見つめてきた

“テヒョン...そのウルウルした目で辞めてくれ”
と心の中で理性と戦う

YG「傷ついてる好きなやつも守れないのか...って情けなくなったんだよ。だから怒ってない」

TH「あの時は自分でもビックリした(笑)あんなに泣くと思わなくて...でも楽屋に帰って少し冷静になったら、ヒョンに嫌われちゃうかもってそっちの方が怖くなった」

YG「そんなことで嫌わない。ヤキモチは妬くかもしれないけどな////...もぅ寝るぞ////」

俺は恥ずかしくなってテヒョンを抱きしめたまま目を閉じた

TH「ヒョン...大好き。ずっとそばにいてください」

そうテヒョンは呟き、俺の胸の中で寝息を立て始めた

“可愛すぎるだろ////”

朝になり、目を覚ますと
テヒョンはまだ寝ていた

すると部屋をノックする音がした
テヒョンを起こさないように離し、
ドアを開けにいくと、
そこにはジミナがいた

JM「シュガヒョン、おはようございます。テヒョン、ここにいます?」

YG「えっ?あぁ...」

JM「僕には隠さなくていいですよ。テヒョンに付き合ってること聞いたんで(笑)」

YG「えっ?」

JM「だって、テヒョンって嘘ついたりするの苦手じゃないですか(笑)ずーっとシュガヒョンのこと見てますし。あれはバレますよ。たぶん、みんな気づいてますよ」

YG「そうか////(照笑)」

JM「そうですよ!ん?テヒョン、おはよう。」

俺はその言葉に後ろを振り向くと
テヒョンが目を擦りながらドアまで歩き、
俺の背中に抱きついてきた

TH「ジミナ...おはよう。」

JM「ジンヒョンが昨日のお詫びか知らないけどテヒョンの好きな物作ってくれるらしいよ(笑)早くきてね。シュガヒョンも来てくださいね。」

YG、TH「ありがとう」

ジミンが部屋をドアを閉め、
2人になっても離れてくれなくて

YG「テヒョン?」

TH「...起きたらヒョン居なくてビックリしました」

YG「ごめん(笑)よし、ジンヒョンのご飯食べに行こうか」

TH「手...繋いで下さい」

2人で手を繋いで、
リビングにいくと
みんなが「やっと来たぁ」と笑っていた。

やっぱりジミンの言った通り、
みんな俺達のこと気づいてたみたい

その後、ちゃんとみんなに報告をし、
公認の仲になると...
テヒョンはずっと甘えてくるようになった。

おわり




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