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第9話

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~ 純喜 side ~




今日は仕事が早めに終わって、定時にあがることができた。


なんとなくだけど、このまま家に帰るには物足りなくて、ただのんびりと歩いていた。



またあの子に会いたいなぁ……





小さい頃、大好きなおばあちゃんによく読んでもらっていた絵本の物語では、アルファの王子とオメガのお姫様が運命の番として愛し合って、ハッピーエンドを迎えていた。



なんかそんなお話ってロマンチックやない?





やから小さい頃は特に、そういう運命っていうものに憧れがあった。


そして、今も変わらず、運命の番を探している。



そんな時に出会ったのが昨日の女の子やった。


たぶん、あなたっていうオメガの女の子。





「どこに行ったらまた会えるやろ…」



やっぱりあの居酒屋に行った方がいいんやろか。





そんなことを考えながら歩いていると、前からちらほらと大学生らしき若者たちが歩いてきた。


その流れを逆行するように歩く。


ふと顔を上げた時、あの子に出会った。