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第5話

🔯
~ 碧海 side ~




今日のバイトは1人欠勤が出て、
厨房に変更になっていた。


いつもなら、あなたと一緒にホール担当やねんけど……


やから、いち早くあなたの異変に気づけへんかった。





「ちょっ、誰か!この店員、オメガだろ!どーにかしろよ!!」



は?今なんて、、、





この店の店員にオメガは一人しかいない。


あなただ。


気づいた時には厨房から飛び出していて、
ホールにあなたの姿を探した。


でも、見当たらなくてすぐに店の出入口まで走る。





出入口に近づくとオメガ独特の甘い香りがしてきた。


ベータの俺でも当てられそうな強い香り。



最近、ヒートが終わったばかりやったはず。


やのになんで、、、



やばいことになってるかもしれへん。


あなたは大丈夫やろうか。





「あなたっ!!」





案の定、あなたはレジの近くでへたりこんでいた。


周りにいる客は鼻と口を覆い、遠巻きになんとかあなたの発するフェロモンに耐えている。


俺はすぐにあなたの元に駆け寄って、抱きしめた。





「はぁっ、すか、っい」

「大丈夫か?すぐ移動しよ」





あなたの目は、虚ろで目線が合わない。



これ、結構ヤバいやつやない……?





「先輩、トイレかロッカールーム行っていいっすか。あなた落ち着かせます。」

「わか、った。女子ロッカー入ってもいいよ。抑制剤飲ましてあげて」

「はい。」





体質的に細身なあなたを抱き抱えて、従業員スペースへ向かった。





女子ロッカーに入って、あなたのロッカーに入っているカバンから抑制剤を出す。


壁にもたれて座っているあなたは苦しそうで、こっちまで辛くなってくる。





「あなた、抑制剤。飲んで。」

「んぅっ、あ、はぁ……くるしいっ…」





ペットボトルに入った水と一緒に抑制剤を飲ませる。


これが効くまで少し時間がかかってしまうが、
飲めばなんとかなる。


とにかく落ち着くまでは俺がついていよう。


あなたの横に腰を下ろして、肩をさすっていると、





「ごめっ、、すか、い……」





あなたが小さな声でそう言った。


とても苦しそうに。





「いいよ。俺、あなたのそばにずっとおるから。」

「ごめん、ごめんね、、、」





オメガであるあなたにとったら、ヒートはこれからも
一生付き合っていかないといけないものだ。



そんなあなたのことを支えてあげたい。


それだけを考えていた。





「俺はずっとそばにおるよ、ずっとな。」





まだむせ返るように甘い香りの残るあなたの手を握り、髪にそっと唇を落とした。










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ストックが……💦