あなた
壱馬、今日は横にいてもいいの?
壱馬
うん。受かりたいけどあなたとの時間も大切じゃん?卒業まで日にち少ないし。
あなた
じゃあ、ずっと壱馬の事見てる。
壱馬
見るな。
私たちはもう一度、1からやり直す事を決めた。
壱馬
勉強してる俺の横でじーっとしとるのもつまらんやろ?
あなた
壱馬の隣にいれるだけで嬉しいもん😊
壱馬
黙れ。
相変わらず口は悪いがそれでも壱馬からの愛は十分伝わっている。
あなた
この前のテスト・・・どうだった?
壱馬
一応、安全圏まで伸ばしたけど油断はできない。
あなた
私も壱馬みたいに賢かったらな・・・😮💨
壱馬
いいじゃん、バカで明るいから。
あなた
それ、褒めてるの?
壱馬
褒めてる。
あなた
1つ不安な事があるんだけど・・・
壱馬
何?
あなた
でも、壱馬の受験の事よりは全然ちっぽけな不安だから・・・
壱馬
いいから言って。
あなた
私は就職で壱馬は大学で離れちゃうじゃん?
壱馬
あーまぁ。
あなた
・・・どうする?
壱馬
どうするって別に会う時間つくるけど。
あなた
それだと無理やり会ってると言うか、会わなきゃいけないみたいな・・・
壱馬
俺さ、ちょっと考えたんだけど同居は?
あなた
あっ、いいかも!
壱馬
俺が料理であなたは食べて寝る!
あなた
私、怠けてるじゃん😂
壱馬
いいな、同居。
受験勉強中に同居する事が決定(?)
壱馬
よし、帰るか。
壱馬の自転車の後ろにまたがりそっと制服の裾を掴む。
こうやって制服で壱馬と過ごせる時間もあと少し。
この小説全然更新できていなくて申し訳ないです💦
本当は時系列に合わせて投稿する予定でしたがもう3月でみなさん卒業後の進路決まってますよね😇
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。