前の話
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長い様で短い夏休みが訪れる初日の今日。高校の終業式を終え家に急ぎ足で帰ってきたあなたは玄関の扉を開けて靴を脱ぐや否や母からの注意にはいはいと返事をしながら直ぐに二階の自分の部屋に入っていった。
何をそんなに急いでいるのかっていうと、今日は待ちに待った夢小説作家の更新日だからだ。
あなたは三度の飯より夢小説!何があってます夢小説!学校に居ても、通学中でも夢小説!
毎日が夢小説を読むためにあるのだと思っているぐらい、夢小説にはまったいるのであった。
今更新を楽しみにしている作品は、剣と魔法と聖霊が存在する異世界ファンタジーのゲーム
トトマの森の乙女
という、中世ヨーロッパかな?っていう世界観の中で平民として産まれた女主人公ちゃん。平民の女主人公がトトマノ世界には珍しい光の属性持ちで、これまた小さい頃に光の守護精霊と契約して、なんやかんやしてるうちに他の全属性の精霊とも契約して、その力が認められて貴族ばかりが通う剣と魔法の学び舎の学園に入学を許される、そんなヘイマンからの成り上がり育成ゲームだ。特に女主人公は魔法を使う事に長けており、学園を卒業後強く育成された女主人公が魔王を倒しに行くゲームの夢小説だ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。