「ピーッッッ」
私は今日もごく普通にマネージャーのお仕事をしている
少し小声で言った彼は宇野智樹だ
コーチはエースの宇野が怪我をして試合に出れなくなっては大問題などと騒いでいる
冷たい眼差しで言われドキッとする
サッカー部の間でも宇野とマネージャーは仲が悪いと評判なのだ
私は宇野に視線を逸らして返事をした
葵と智樹は2人でその声を聞きながら保健室に入っていった
ガタンッ
いきなり智樹がドアを閉めたかと思えば
大人の激しいキスに奪われた
やっとその口付けに解放されると
ため息つくかのように話す智樹
私は顔を真っ赤にして智樹の視線を逸らした
智樹は意地悪そうにニヤッとした顔で私の顔を見る
私は腕で顔を隠そうとしたが、ガバッと智樹が私の腕を掴んだ
意地悪げに、私の目を見つめる智樹
智樹の顔は物凄くかっこいい顔だ
そんな人から見つめられると、葵は目を逸らしてしまう
やっと智樹の目を見れた葵は顔が火のように火照っていて真っ赤だ
すると、葵はソファに仰向けの状態になっていた
葵は下、智樹は上に、
悪魔の彼は私の彼氏_
END_
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!