私が先輩と出会ったのはこの日
入部届けを出す前日だった
なんていい人なんだろ
少しキュンとした
翌日
私は先輩に言われた通り吹奏楽部と書いた
そしてその一週間後
部活が発表された
先生)ダンス部は市川、長島、佐野、田中
小山の5人です
(*´꒳`ノノ゙パチパチ
先生)吹奏楽部
先生)一人目は佐藤さん
先生)2人目は池崎
先生)三人目は寺戸川
先生)最後の1人はあなた
先生)以上部活発表でした
放課後 部活の時間に1年生は
それぞれの部活の様子を見に行った
適当に木琴って言っちゃった
顧問)はい!1年B組の方に挨拶します!
吹奏楽部)よろしくお願いします
1年B組吹奏楽部)よろしくお願いします
顧問)では楽器の体験をしましょう!
顧問)1年生は好きな所に行ってね
よし。これはチャンス
先輩の楽器に行くチャンスよ
私、頑張れ!
はい!
説明が続き
ようやく楽器に触れることが出来た
木琴は意外とできて嬉しかった
でもいちばん嬉しいのは先輩と話せること
説明省略
全員の体験が終わり
帰宅する所だった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。