ー放課後ー
神崎「あなた〜迎えに来たよ!」
『あ!咲!』
神崎「おまたせ……って、その絆創膏なにしたの?」
『あ、これは……教室入ろうとしたら転んじゃって』
神崎「え゙、早速やらかしたの?」
『うん…』
神崎「も〜今から部活なんだからしっかりね!」
『うん……!マネージャー頑張ってくる!』
神崎「うん!頑張れ!」
及川「あなた〜、部活行こ!」
『うん!咲も部活頑張ってね!』
神崎「もっちろん!」
****
及川「今日の部活は新入生が見学に来るから、あなた頼んでいいかな?」
『いいよ!』
新入生か…どんな子が来るかな〜。
楽しみ!
とりあえずネットとか準備しないと……!
花巻「1年来たぜ」
『早い…!』
岩泉「今日もなんかあったら呼べよ?朝から怪我してんだから」
『え……!?…う、うん!』
岩ちゃんにも朝怪我したことバレてる!?
「「お願いしゃーす!」」
『新入生結構いるね…!』
及川「あ、国見ちゃんと金田一!」
『徹くん知り合い?』
及川「中学の時同じ部活だった後輩!」
『お…!なるほど…!』
国見「及川さんお久しぶりです」
金田一「お久しぶりです!」
及川「2人とも青城かぁ!」
国見「はい」
及川「あ、こちらマネージャーのあなたちゃんです!」
『!______は、はじめまして!マネージャーの早乙女あなたです、よろしくね!』
金田一「金田一勇太郎です、よろしくお願いします…!」
『金田一くんと…えっと…』
国見「あ、国見英です。よろしくお願いします」
『国見くん…!よろしくね!』
及川「国見ちゃん身長伸びたんじゃない?!」
国見「はい、2センチ伸びました」
及川「なぬ!?」
花巻「あなた」
『あ、花巻くん!』
花巻「テーピング頼める?」
『いいよ!待ってて、救急箱持ってくる!』
花巻「ありがとう」
****
及川「国見ちゃんさっきからボケっとしてるけど大丈夫?」
国見「マネージャー可愛いですね」
「「「「!!?!?!」」」」
国見「なんか……小さい」
花巻「あーそれは分かる」
及川「あなたは絶対あげないからね!?」
国見「及川さんの彼女なんですか?」
岩泉「クソ川のもんじゃねぇだろあなたが可哀想だ」
及川「岩ちゃん!?」
国見「違うんですね、んじゃあ俺も立候補してもいいってことですよね?」
「「「「立候補……?」」」」
国見「あなた先輩の彼氏に」
「「「「!!!?!?!」」」」
松川「難しいと思うよ、なんせここに居る3年生みんな_______________狙ってるからね」
国見「そうですか、頑張ります」
及川「ポジティブ!!」
『花巻くーん!』
花巻「お、ご指名だ。ちょっと行ってくるわ」
及川「自分からご指名したくせに〜ぃ!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!