神崎「あなたほんっとにごめんね!」
『そんなに謝らなくて大丈夫だから……!』
神崎「せっかくパンケーキ食べに行く予定だったのに……」
『また暇な時に行こう!』
神崎「うん……!……ところで及川が朝からウザイんだけどなんかあったの?」
『え?ラーメン食べに行ったくらいだけど……』
神崎「それだわ」
『え?!』
神崎「朝からルンルンって、さっきなんて鼻歌歌ってたよ…!?」
『ラーメンじゃないんじゃないかな?』
神崎「いや、絶対ラーメンだ」
『えー……』
?「2人でなんの話してんのー!」
『徹くん!』
神崎「あんたが鼻歌歌ってるからウザいって話」
及川「酷いな咲ちゃん!」
神崎「んで、なんか用あって来たんじゃないの?」
及川「あ、そうそう!コーチが話あるからあなたちゃん部活始まる前に来てだって!」
『わかった、ありがとう!』
及川「いいえー」
……んー、話ってなんだろ。
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……ガラッ
『失礼します…』
溝口「お、来たか」
『話ってなんですか……?』
溝口「練習試合が明日の放課後に入った」
『放課後ですか……!』
溝口「あぁ、短い時間だから1ゲームだけのゲームを烏野高校と。会場はここだ。みんなに伝えといてくれるか?」
『わかりました!』
烏野高校って聞いたことないなぁ……。
とりあえず集合かけないと!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!