第27話

運命の歯車②宮田side→藤ヶ谷side
この年の夏、俺達はKAT-TUNのバックにつき忘れもしない7月24日、東京ドームのコンサートでの事「FIRE BEAT」 の伴奏の最中にキタミツがステージ上で亀梨くんと絡んでいたとき、後ろへと下がった瞬間に転落し。

(まっ、マジでか!?)

誰もがそう思った、けど途中で止めるわけにもいかず終わってから急ぎ楽屋へと向かい。

亀梨
大丈夫、打ち身だけで済んだよ
二階堂
良かったぁ~脅かさないでよミツ
千賀
ほんと心臓が止まるかと思った
北山
悪い、ははっ…


その光景を遠目で見ていたガヤさんとタマ、そう
キタミツはこのとき発情中で。

亀梨
あとは頼んだよ渉
横尾
はい
亀梨
藤ヶ谷、ちょっといい?


ガヤさんが呼ばれたとき俺らは察知したんだ、きっと気づかれた亀梨くんに「そりゃそうさ、αだもん分かるに決まっている」

二階堂
大丈夫かな?
千賀
心配はいらないよガヤさんなら
北山
ん?
千賀
なんでもない
二階堂
それよりミツ、もう落ちないでよね
北山
おう、ガハハッ


後で事情を聞いた亀梨くんは「自分は聞かなかったことにする」と翌日のコンサートで前日と同じ後ろへ後ろへと下がって行くキタミツに「こっち、こっちだ、それ以上いったら落ちる」っと指で手招きをしていた亀梨くんに応じるように寄っていくキタミツの姿が可愛らしく、でも落ちた原因の1つに発情抑制剤による副作用があったことを後になって知る

我慢強いからキタミツ、誰に対しても弱音を吐かない以前も少クラの収録の際に本当は具合が悪いのに無理しちゃってさ、でも顔色も悪くバレバレでそんなキタミツをさりげなくフォローしていたのがガヤさんだった。

こうして夏が過ぎ日生劇場で「少年たち」の舞台に立ち運がいいことに公演中はキタミツに発情は来なくて、ただ…

二階堂
俺、みんなと一緒にデビュー
出来ないのかなぁ…
千賀
ニカ
二階堂
だってそうじゃん外されたんだよ
俺もワッターも
千賀
そんなことはない俺達は7人全員で
デビューするんだ


(そうだよ二階堂)

横尾さんと二階堂2人の上に落ちた心の闇・不安の影。未だ苦難の道のりは続いてく「いつまで」俺達はもうそれなりの年齢だ「いつになったら夢は叶うの?ねぇガヤさん、キタミツ」

それから、そう日が経たずして兄貴2人が動き出すグループの未来を賭け。








・藤ヶ谷side
亀梨
藤ヶ谷、ちょっといい?


亀梨くんに呼ばれたとき俺は何を言われるのか大体の察しはついていた。

亀梨
終わってからでいい俺に付き合え
藤ヶ谷
分かった


そして、2人して向かった先は。

藤ヶ谷
マンション!?


驚く俺に内緒話をするには自宅が1番、そう笑顔で言っていた我が同期。

亀梨
遠慮せずに入って
藤ヶ谷
おじゃまします
亀梨
何か飲む?
藤ヶ谷
じゃコーヒーでも
亀梨
アルコールじゃないんだ?ふっ


「お酒を飲みながら話すことではないし」と言いたかったけど、グッと堪え。

亀梨
まっ、いいや


真剣な顔つき、だけど暫くは沈黙が続き2人でひたすらコーヒーを飲み続け。

それから…

亀梨
いつから?北山
藤ヶ谷
(ほら来た) はっ?なんの話し
亀梨
誤魔化すつもり?
藤ヶ谷
誤魔化すも何も
亀梨
あいつΩだろ
藤ヶ谷
だったら、なに?


その言葉に動じる事なく俺は真っ直ぐに前を見据え

亀梨
ふ~ん、なるほど…じゃ質問を変えるね気づいたのはいつ?
藤ヶ谷
去年、革命の稽古中に


嘘をつくつもりはなかった誤魔化すつもりも、そんな事をしたって無駄なのは分かっていたから。

亀梨
それっ…て、つまり


亀梨くんの顔色が変わる、気がついたんだ北山の件は滝沢くんも絡んでいるってことに。

亀梨
俺にも話せ
藤ヶ谷
えっ
亀梨
味方は1人でも多い方がいいに
決まってる
藤ヶ谷
あっ、ありが…と
亀梨
ふっ


俺の同期は男前、何をするのもカッコよく困難さえも転機に変えていく。

亀梨
事情は分かった俺は聞かなかった
ことにする


「だけど、なにかあったら力になるから」そう言い残し、ふっと微笑んだ姿に頭が下がる思いがしたっけ。だから…

藤ヶ谷
ふっ、俺も負けてはいられないな


横尾は兄貴のこともあり「少年たち」の舞台から
外された事で自暴自棄になっている、ニカだって
そう、そのショックは計り知れない。

(ここで動かなくてどうする?そうだろ北山)

藤ヶ谷
もしもし俺、話しがあるんだけど


(お前のことはもちろん1番に大事だけれどメンバーのことも考えてあげなくては。こういったとき動くのは「俺とお前」俺たちは最強のシンメトリー)

キスマイの2トップだからー