~テヒョンside~
あなたに、体調悪い?って聞かれた時、一瞬ドキッとした。
だって、少し身体がだるかったから。
やっぱりあなたにはバレちゃうか…笑
そんなに態度に出てないと思ってんだけどね…
…でも、身体が重いし、頭痛もさっきより酷くなってきたかも…
今日は、どうしても休めない音楽番組があるから仕事行かないと……
~スタジオ~
本当に今日はやめて欲しい。
頭痛が収まらないんだ……
それよりか、もっと痛みが増してるように感じる…
こんな体調で踊って、気を抜いたら倒れるだろう
それでも、今日は成功させるんだ……
俺が席に着くと、あなたが小さな声で聞いてきた
その後、手早くメイクをしてもらった
鏡で見ると、いつもあのメイクにしてもらう時より、俺の顔に合ってる気がする……
あなたが頑張ってくれたおかげかな
俺は、倒れそうな体でステージに立った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!