第29話

EP.29
758
2021/01/24 07:54
テヒョン
テヒョン
あともうひとつ。皆さんに話したいことがあるんです……
テヒョン
テヒョン
それは……僕が体調不良で倒れてしまった時のことです。
You
えっ、それ話しちゃってもいいの…?
事務所から、なにか言われるんじゃ……
ジミン
ジミン
きっと、許してくれるよ。
だってテヒョンだもん。優しい心を持った、ね?
You
………((コクリ
















________________





















テヒョン
テヒョン
僕はあの日、朝から体調がものすごく悪かったんです。それは、彼女も気付いてました。
テヒョン
テヒョン
ですが、僕が大丈夫と言いましたが、彼女は心配そうに仕事に行きました。


















テヒョン、知ってたんだ…………























そんなに顔に出てたかな?明るく振舞ったつもりだったんだけど………













テヒョン
テヒョン
本番前、僕は立てないほどの猛烈な頭痛に襲われていました。
テヒョン
テヒョン
ダンスがメインのパフォーマンスだったので、力を振り絞って踊っていたんです。
テヒョン
テヒョン
でも、4曲目を終えたとき、僕の体はもう悲鳴をあげていました。もう限界でした。


















あのテヒョンの辛そうな姿を思い出す。




















それだけでも涙が溢れてきた














テヒョン
テヒョン
その時でした。彼女がいち早く僕のところに来て、横になる?と言ってくれたんです。
テヒョン
テヒョン
意識が朦朧としていたので、あまり覚えていませんが、彼女がそう優しく言ってくれたことはしっかりと覚えています。
テヒョン
テヒョン
もちろんメンバーも、ものすごく心配してくれて、最後の曲までやるかを聞いてくれたんですけど…
テヒョン
テヒョン
応援してくれているarmyの為に僕はもう一度ステージに上がりました。
テヒョン
テヒョン
メンバーも辛そうなのに、心配かけたくなかったんです。そして、armyの期待に応えること。それしか僕の頭にはありませんでした。






















今、テヒョンがゆっくりとあの時のことを話そうとしている


















記者の人達も、真剣に耳を傾けていた




















記者会見の場所が、静まり返った中でテヒョンが1人話している状態だった

















テヒョン
テヒョン
そして、僕は気を失う寸前で最後まで踊りきりました。ステージが暗転した瞬間、あぁ、終わったんだ……良かった……と思えたんです
テヒョン
テヒョン
その後の記憶はないんですが、僕は目を覚ますと病院のベッドにいました。近くには、僕の手を握って、心配そうな表情をしている彼女がいました。
テヒョン
テヒョン
なぜだか分からないんですけど、彼女の顔を見るととっても安心するんです。
僕は大丈夫なんだ……って思えるんです
テヒョン
テヒョン
僕は、完璧に踊れなかったこと。最高のパフォーマンスが出来なかったこと。全てを彼女に泣きながら伝えました。
テヒョン
テヒョン
彼女は僕の言葉をしっかりと受け止めて、優しい言葉をくれました。
テヒョン
テヒョン
笑ってるテヒョンがいい。貴方の笑顔は元気の源って、優しく微笑みながら言われました
テヒョン
テヒョン
その言葉は、心に1番響く言葉だったんです。僕には、彼女しかいないんです
You
テヒョン…(泣)




















テヒョンがそんなこと思ってたなんて思わなかった。





















それだけ、私を大切にしてくれてることが同時に伝わってきた





















テヒョン
テヒョン
僕には……彼女しかいないんです…
僕が辛い時に支えて欲しいのはあなたが良いんです……(泣)
テヒョン
テヒョン
あなた……!愛してる……!









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恋愛部門、25位ありがとうございます!!!

これを励みに頑張りますっ!!


ぜひ、これからもこの物語を見ていただけると嬉しいです♪




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