そう言って話していると、ジミンさんが焦った表情でこっちに向かってきた
本当は行きたいけど、メイクの私がテヒョンの病院に行くなんておかしいと思うし、何よりもジミンさんも付き合ってるってこと知らないと思うし……
なんで付き合ってること分かったんだろ……
そんなに態度に出てたかな…?
その後、私はタクシーで病院に向かった
病院に付くと、受付に走った
受付「すみません。御家族の方ですか?」
そっか…テヒョンはアーティスト。
家族でなければ、会えない。
サセンの人が聞いてくることだってあるのか………
周りの看護師の人を見ると、私はすごい目で見られていた。
そりゃあ、大声でキムテヒョンさんの病室はどこですか?って聞いてぐらいだもんね……
家族でもなかったら、誰だって話だよね………
私が何も言えずに、立ち尽くしていると……
ジミンさんが大声で私の名前を呼んだ。
受付「は、はい。どうぞっ……」
エレベーターに乗っているとき、ジミンさんに気になっていることを聞いてみた
話していると、いつの間にか部屋の前に着いていた
その部屋は、1番奥の個室。扉が茶色で高級感が漂っていた
ガチャと扉が開いた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!