第14話

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2023/02/11 08:51
あなた
おはようパンジー!
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…ん、あなた?
あなた
とってもいい朝よ!
そう言って窓を開けると、冷たい風が突き刺さるように私とパンジーに向かって舞ってきた。
あなた
さむっっ!!
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…あなたって意外とマヌケね笑
あなた
なっ!パンジー//
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
それはそうとこんな朝早くにどうしたの?
あなた
今日、ドラコとホグズミードに行くの
あなた
髪の毛アレンジしてほしくて…
えへへ、と笑うとパンジーはベットの上から降りてローブを羽織る。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
その前に服、着替えなくちゃね
パンジーは私のクローゼットを開け、服を選び始めた。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
スカート、短いのしかないの?
あなた
えぇ、足は出ていても大丈夫だから…
それに短くないと可愛くないし…と言うと、パンジーはなるほどね、と私の頭を撫でて呟いた。
あなた
わぁ、もこもこあったかいわ!
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
ふふっ、髪の毛、お団子にする?
あなた
そうね、ニットだから静電気が嫌だわ
ドレッサーの前に私を座らせ、慣れた手つきでオイルをつけ、アイロンで巻き、巻いた髪の毛を高く結んでお団子にする。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
メイクは自分で出来るでしょう?
あなた
えぇ、ありがとうパンジー!
どういたしまして、というパンジーはいつの間にか着替えを終わらせて髪の毛を整えていた。
あなた
んー、今日はちょっとだけ目元濃くしようかしら
いつもメイクはしているが、あくまで自然なナチュラルメイクなのであまりメイクしている事はバレていない。
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
あなた、とってもかわいいわ!
あなた
そういえばパンジーはホグズミードには誰と行くの?
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…ーーよ、//
あなた
え?だれなの?
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…セドリック、よ//
パンジーの顔がみるみる赤く染っていく。
あなた
パンジーまさか…
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
別に好きじゃないわよ!
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
向こうに誘われて、仕方なくよ!
あなた
好きなの?なんて聞いてないわよ?笑
もぅ、やめてよ!と怒るパンジーの顔はさっきよりも赤くなっていた。
あなた
ふふっ、おいでパンジー!
あなた
メイクしてあげるから
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
え?いいわよ、私は…
あなた
髪の毛のお礼よ?お願い
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…っ、わかった、お願いするわ
あなた
パンジーの目ってとても大きいわね
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…あなたも充分大きいわよ笑
そんな事を言い合って、笑い合う時間がこんなにも楽しいなんて思ってもなかった。
あなた
…はい、できた
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
…わぁ、私じゃないみたい
ドレッサーの前でキラキラとした表情で自分を見つめるパンジー。
あなた
そろそろ行きましょ?時間になっちゃう
パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
そうね、楽しみましょうね!
そう言ってパンジーはバタバタと部屋を出て行ってしまった。

ガチャ
あなた
ドラコ、ごめんなさい、待たせたかしら?
部屋のドアを開けると、談話室のソファで本を広げて読んでいるドラコの姿があった。


あなた
私服のドラコも素敵
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
そりゃどうも、お姫様
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あなたもとっても素敵だよ、//
あなた
ありがとう
あなた
じゃあ、行きましょ?
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あぁ、行こうか
ドラコは私の手をそっと握り、スリザリンの寮の扉を開けてエスコートしてくれた。

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