第3話

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2021/01/04 02:30





彼がいたはずの部屋には





私が彼を好きだという気持ち





ただそれだけが残っていた










LINEでも、電話でも、手紙だっていい




彼の言葉で伝えてほしかった





空気から別れを感じるなんて嫌だった





2年半も一緒にいたのに





気持ちが離れていくことが分からなかった





逆に





私は彼のなにを分かってたんだろう










彼の中での私はなんだったんだろう


















































太我
太我
彼女と別れた‪w‪w‪w‪
達也
達也
なんで!?
晴人
晴人
めちゃ好きだったじゃん!
太我
太我
まあね〜
太我
太我
なんかめんどくなったってゆーか
達也
達也
またそれかよ‪w‪w‪w
晴人
晴人
お前なんか呪われてそうで怖いわ‪w‪w‪w
太我
太我
呪われてんの?俺
達也
達也
可能性大やろな
晴人
晴人
うんうん
達也
達也
まあいいわ、撮影するぞ
晴人
晴人
あーい
太我
太我
はいよ






























俺の体は徐々に





でも確実に





なにかに壊されていった










太我
太我
いって、、、
晴人
晴人
大丈夫?
太我
太我
なんか最近よくなるんよね
晴人
晴人
偏頭痛じゃね?
晴人
晴人
俺も苦しめられたわ
達也
達也
大丈夫か?
達也
達也
時間ある時病院行けよ?
太我
太我
今度行くわ!

























それから1週間





病院で診察を受けた





信じたくなかった





聞こえないふりをしたかった











太我
太我
脳腫瘍、、、?





「脳腫瘍による頭痛は突然起きるものではありません、数ヶ月から数週間かけて強くなっていきます」





「朝方に痛みが強くなる、なんてことありませんか?」





太我
太我
あります、、、
太我
太我
たまに頭痛と一緒に手足が痺れたり、目が見にくくなったりもします





「やはり、脳腫瘍の可能性が高そうですね」





「1度MRI検査しましょうか」





俺は話についていけなかった





なにふりかまわず話が進んでいく





MRI検査?





そんなやばいもんじゃないだろ、、、





大丈夫だろ、、、






























MRI検査を終えて、また病院に行った





「脳腫瘍は全てが悪性とは限りません」





先生のこの言葉を信じた





まだあなたにも達也くんにもはるにも





何も言えずにいる





この検査で全てが決まる










「松村さん、あなたの脳腫瘍は悪性でした」

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