『俺は大丈夫だ。』
『ありがとうございます。みなさんが居てくれるだけで心強いです』
『任せておけ!』
私達は尾崎から少し離れた場所で木村が来るのを待った…
約束の時間に木村は現れた。
《尾崎…まだ死んでなかったんだな…
さて、出してもらおうか?》
『お陰さまで、まだ死んでません。
それに…あなたには、あのデータは返せません。』
しばらく、2人のやり取りが続いた…
そして…
潤、相葉ちゃん
和とおーちゃん、翔ちゃん
私は1人で、その時を待った…
その頃、尾崎は、やはり力づくでデータのある場所を聞かれていた…
その時…私は。
《誰だ?》
そう言って変装していた服を一気に脱ぎ捨てた
《お前…生きてたのか?》
《まぁ、データさえ返してもらえば、お前達には用はない…》
その時、身を潜めていた、潤と相葉ちゃんが見つかってしまった…
【木村さん、雑魚が隠れてました…】
《どうせまだ他にも雑魚が隠れているんだろう?出て来い…出て来ないなら、この2人が、どうなっても良いんだな》
和、おーちゃん、翔ちゃんは隠れていた場所から出て来た。
《おー、みんな素直だな…》
《お前次第だ…条件を出す》
木村は不気味な微笑みを浮かべた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。