第727話

piece715〜ベッドを踏み外し
3,378
2020/02/08 08:19




ーーーーーあなたside





目を覚ますと、

紫耀のベッドで横になっていた。





あなた

あれ、、おかゆ食べて、、紫耀と話して、、、あ、紫耀!!





隣を見ても、

ベッドの下を見ても、

紫耀がいなかった。




あなた

そうだ、、私、、紫耀に手を跳ねのけられたんだ、、。





その時の記憶が蘇り、

涙がポロポロと

流れ落ちてくる。




あなた

私、、いつからこんなに、、涙もろくなったんだろ、、。




鼻水をふこうと、

机の上のティッシュを

取りに立ち上がった時、

廊下から皆の話し声が聞こえてきた。




あなた

紫耀の声、、、。




話し声がしたかと思ったら

ドアが閉まり、

急に静かになる。




そして近づいてくる足音。


あなた

ヤバ、、来る、、?!




慌ててベッドに入ろうとしたけど

間に合わず、、、

むしろベッドを踏み外して

転がり落ちてしまった。




平野紫耀
平野紫耀
あなた、、?!大丈夫、、??
あなた

ベッドに上がろうとしたら、踏み外した、、。

平野紫耀
平野紫耀
ちゃんと寝とけよ、、笑



紫耀はベッドの下に

しゃがみ込むあなたに

手を差し出した。



あなた

ありが、、。




その手を掴もうとしたが、

すぐに引っ込めた。




あなた

あ、、いや、、。大丈夫。

平野紫耀
平野紫耀
ごめん、、俺が手を跳ねのけたりしたから、、。
あなた

ううん、、。

平野紫耀
平野紫耀
あなたキツくない?
あなた

え?

平野紫耀
平野紫耀
寝っころがったまんまでいいから、少し話せるか?
あなた

うん、、。

 



紫耀がベッドに座ると、

あなたも横に座ろうとした。




平野紫耀
平野紫耀
ダーメ。あなたはここに寝て。
あなた

うん、、ありがと。




あなたは紫耀が座る後ろに

寝転がった。




斜め下から眺める

紫耀の横顔が綺麗で、、、




ずっと見とれていると

紫耀と目が合った。





平野紫耀
平野紫耀
見過ぎだから(笑)




クシャっと笑う紫耀。




平野紫耀
平野紫耀
まず、、、ごめんな今日。
あなた

ううん、、全然大丈夫。

平野紫耀
平野紫耀
嘘つけ。泣いてたのバレバレ(笑)



そう言って紫耀は自分の手で

あなたの頬の涙を拭いた。





平野紫耀
平野紫耀
今日の朝、廉が部屋にいただろ?
あなた

うん、、いた。

平野紫耀
平野紫耀
その時俺も一瞬行ったの覚えてる??
あなた

んー、、それ廉からも聞かれた気がする。全然覚えてないけど、、どうして?

平野紫耀
平野紫耀
俺がヤキモチやいちゃった事件が起きたから、、。
あなた

え、何それ!

平野紫耀
平野紫耀
気になる?笑
あなた

え、、なんか怖いけど、、うん。気になる。何??

平野紫耀
平野紫耀
じゃあ話す!もう少しあっちにズレて!




あなたが壁側にズレると、

紫耀があなたの横に入ってきた。




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