第628話

piece620〜ヤケドの理由
3,222
2019/12/05 07:36





祐奈が床に倒れ混む。






ーーーーーパシャーンッッ






それと同時に

スープの鍋が

ひっくり返る音がした。






永瀬廉
永瀬廉
大丈夫か?!
髙橋海人
髙橋海人
待って触っちゃダメ!廉スタッフさん呼んできて!
永瀬廉
永瀬廉
おう、わかった!





廉は急いで

スタッフを呼びに向かう。






平野紫耀
平野紫耀
大丈夫か?
平祐奈
平祐奈
ごめんなさい、、私のせいで。
平野紫耀
平野紫耀
こんなの平気だって。それより祐ちゃんここに居たらスタッフさんが来るから、、その前に戻って。
平祐奈
平祐奈
でも、、、
平野紫耀
平野紫耀
早く!ここは俺がこぼしたことにしとくから。イメージダウンにつながるような事になる、、だから早く!
髙橋海人
髙橋海人
祐奈さん、紫耀がこう言ってるから、、とりあえずそうしてやって?あとは任せて!
平祐奈
平祐奈
ごめんなさい、、ホントに。





祐奈はそう言って

部屋を出て行った。






髙橋海人
髙橋海人
大丈夫?
平野紫耀
平野紫耀
まぁまぁ痛いけどとりあえず冷やすわ。俺が引っかかってこぼしたって事で話し合わせてくれる?
髙橋海人
髙橋海人
ホント紫耀は優しすぎな、、。オッケー。俺とりあえずこの辺拭きあげるわ。
平野紫耀
平野紫耀
悪ぃな。





紫耀は祐奈が倒れそうになった先に

ケータリングのスープの鍋が見えて

自分の方に祐奈を引き寄せた。







その反動で紫耀が鍋に

ぶつかってしまっていたのだ。






祐奈をヤケドさせないように

自分を犠牲にしてかばった

紫耀の右腕は

かなり赤くなっていた。







平野紫耀
平野紫耀
痛ッてぇー、、、





冷水で冷やそうにも

痛すぎて顔をゆがめる。






髙橋海人
髙橋海人
そりゃそうでしょ!そんだけヤケドしてんだから!
平野紫耀
平野紫耀
まぁな、、。





そこへ廉がスタッフさんを連れて

戻ってきた。






永瀬廉
永瀬廉
紫耀!大丈夫か?
平野紫耀
平野紫耀
大丈夫大丈夫。
中川さん(スタッフ)
中川さん(スタッフ)
結構赤くなってますね。何でこんな事に、、、。
平野紫耀
平野紫耀
すいません、俺の不注意で、、転んでしまって。
永瀬廉
永瀬廉
紫耀!お前、、





廉が本当の事を言う前に

海人が廉の言葉をさえぎる。






髙橋海人
髙橋海人
廉、、こっち!こっちの片付け手伝って!
永瀬廉
永瀬廉
いやでもな!
髙橋海人
髙橋海人
いいから!こっち来て!
中川さん(スタッフ)
中川さん(スタッフ)
平野くんはとりあえず処置しましょう!
平野紫耀
平野紫耀
はい。本当にすみません。海人、廉、ごめんな!ちょっと行ってくるわ!






スタッフさんに連れられて

紫耀は行ってしまった。







永瀬廉
永瀬廉
は?どうゆう事なん?アイツはどこ行ったん?





廉は怒りを抑えられずにいた。






髙橋海人
髙橋海人
イメージダウンにつながるからって、紫耀が戻れって言ったんだよ!そして紫耀がこぼしたことにしてって、、。
永瀬廉
永瀬廉
はぁ?それなら紫耀のイメージダウンになるとか思わんやったん?!
髙橋海人
髙橋海人
廉の気持ちもわかる、、。だけどさ、紫耀ってそんなやつじゃん?
永瀬廉
永瀬廉
それ言われたら、何も言えへんやろ、、。






海人と廉は

黙ってこほれたスープを

掃除しだした。








プリ小説オーディオドラマ