夜中に大荷物を持っての
大移動をするわけにもいかず、
必要最低限の荷物だけをまとめた。
そしてKing & Princeの
シェアハウスの前に
一台の車が停まる。
あなたは黙ってうなずく。
その姿を確認し、
こんぶさんはpieceハウスまで
車を走らせた。
あなたは黙ったまま
外の景色を眺めていた。
でも1番傷ついているのは
私じゃない。
だからここで
私が泣いている場合じゃないんだ、、。
あるけど、、、
その選択をしてしまうと
沢山の人達を
悲しませてしまう。
もうどうしたらいいのか
わからない。
考えて考えて
こうした方がいいのかなって
思ったからそうした。
もちろん最初は
紫耀と祐奈さんが
キスをした事がショックで、、、
祐奈さんの言っていた事が
ホントなんだ、、、
そう思ってた。
でもそうじゃなくて
祐奈さんが嘘をついていたって
わかったとしても
pieceを潰すって言われたら
選択肢は1つしかなくなる。
マモリタイモノが
2つ以上あって
どれか1つを選ばないといけないのに
選びたくないと、、、
まだそう思ってしまう私は
ズルい人間ですか?
あなたは荷物を持って
部屋へと上がって行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。