そんな海人を見て微笑む紫耀。
いくらメンバーでも
今回あなたに対してした件は
やりすぎていて、、、
普通だったらありえないし、
普通だったら許せない。
でもそれでも許せるこの関係、、
それは、
今までもこれからも、
紫耀と海人が
同じレールの上を歩く
仲間以上の存在だから、、。
顔の前に手を出す紫耀。
海人はその手に
ハイタッチをした。
紫耀は海人の部屋を出て
自分の部屋に戻った。
そっと部屋のドアを開ける。
するとそこには
相変わらず紫耀の上着を
顔の前で握りしめて眠る
あなたの姿があった。
そう言って紫耀はその上着を
引っ張って抜き取ろうとした。
思った以上に
力を入れて握られていた為
なかなか引き抜けなかった。
それでも無理矢理
引き抜こうと力を入れる紫耀。
上着が引き抜かれた事に
気がついたあなたが
目を覚ました。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!