第970話

piece936〜ごめんな
2,358
2020/08/16 08:29




時計はもうすぐ

夜中の2時になろうとしていた。





時間を確認した紫耀は

またスマホを耳に当てる。





平野紫耀
平野紫耀
え、ちょっと待って。
永瀬廉
永瀬廉
《何?》
平野紫耀
平野紫耀
お前まさかあなたと寝てんの?
永瀬廉
永瀬廉
《なわけあるかい。笑》
平野紫耀
平野紫耀
え?は?どうゆう状況?



紫耀の頭の上には

ハテナがいっぱい飛んでいた。




永瀬廉
永瀬廉
《あなたは紫耀の部屋で、紫耀のパーカー抱きしめて寝てるわ。》
平野紫耀
平野紫耀
そっか、、。
永瀬廉
永瀬廉
《おん。》
平野紫耀
平野紫耀
で、廉は何でいんの?
永瀬廉
永瀬廉
《あー、寝る前に部屋覗いたら、あなたが寝ながら泣いてたのよ。どうせ番宣用のアンケート仕上げなあかんかったし、それしながら様子見とこうかなぁて。》
平野紫耀
平野紫耀
そうなんだ。あなたは?大丈夫そう?
永瀬廉
永瀬廉
《いや、、まぁ、、せやな。どっちか言われたら大丈夫やないんやない?》
平野紫耀
平野紫耀
だよな、、。
永瀬廉
永瀬廉
《まぁ紫耀も忙しいやろうけど、時間がある時にあなたと話したらええやん。》
平野紫耀
平野紫耀
うん、そうするわ。
永瀬廉
永瀬廉
《じゃあまた明日、Mステでな。》
平野紫耀
平野紫耀
おう、おやすみ。




紫耀は電話を切ると

スマホを握ったまま、

眠ってしまった。






一方廉は、、、



永瀬廉
永瀬廉
なんちゅうタイミング、、。




廉はベッドから降り、

あなたのスマホを

テーブルの上に置くと

そのまま床に座る。




振り返るとそこには

やっぱり泣きながら寝ている

あなたがいた。




永瀬廉
永瀬廉
どんだけ泣くん、、。



そう言いながら

あなたの涙を拭き取った。



永瀬廉
永瀬廉
ごめんな、、、




そして廉は

あなたの寝顔を見ながら

何度も謝った。




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