好き、、、
大好き、、、
言いたいことが
上手く伝えられないでいると
紫耀が口を開いた。
紫耀の言ってくれる
《大丈夫》は
あなたにとって
安心できる
魔法の言葉となった、、、。
気づいたら眠りについていて、、、
あなたが朝目覚めると、
そこにはもう紫耀の姿はなかった。
紫耀のいないベッドは
広く感じる。
起き上がると
テーブルの上に何かが置いてあるのに
気づいた。
そこには紫耀からの
置き手紙。
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あなたへ
言い忘れたけど
右手の薬指の指輪は
空き時間に上原さんと
買いに行ったやつだから
心配すんなよ。
占い師さんに
アドバイスもらって
右手の薬指にってだけ。
今度、俺らのおそろいの物
買いに行こうな。
平野しょー
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男らしいというか
女の子の気持ちを
わかっているというか、、、
相手のことを
ちゃんと考えて
今一番欲しい言葉をくれる。
こんな可愛らしいところも
全部好き、、、。
あなたは紫耀の部屋から出て
バタバタ準備をした。
響とあなたは
急ぎ足で学校へと向かった。
それぞれの教室に入り
あなたはホッと一息をつく。
そういえば朝から
携帯を見ていないと思い
ディスプレイを見る。
そこには数十件の着信と
メッセージが届いていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!