紫耀不在のまま
リハーサルが進んでいく。
結局その日は
紫耀がリハーサルに
戻る事はなかった。
海人はあなたに
電話をかけだした。
ーーーーーpiece side
あなた達は
マネージャーの上原さんと
スケジュールの確認をしていた。
そこへ海人からの電話。
そしてそのまま放置をして
話しをしていると、
すぐにもう一度かかってきた。
そしてあなたは
海人からの電話に出た。
途中から黙ったままのあなたを見て
猛と響は顔わ見合わせた。
困ったと考えていた時、
猛があなたの電話を取った。
そう言って電話を切った。
上原さんはあなたに向かって
ピースサインで手を振る。
そしてあなたは
バタバタと部屋を出て行き
下へと降りていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!