第958話

piece924〜スレチガウキモチ
2,333
2020/08/09 01:32




海人は紫耀とあなたの顔を

交互に見ていたが、

ふと我に帰った。




髙橋海人
髙橋海人
紫耀!戻らないと!




そんな海人を無視して

あなたに話しかける紫耀。



平野紫耀
平野紫耀
こんな状態じゃ、泊まりがけで撮影行けないんだけど。
あなた

こんな状態って?

平野紫耀
平野紫耀
あなたと気まずいまんまで行けない。
あなた

気まずいって?今私がこうやって言ったから気まずくなっただけで、じゃなかったらなーんにも思わずに泊まりに行ってたんでしょ?

平野紫耀
平野紫耀
何それ。
あなた

ホテルでもどこでも泊まりに行けばいいじゃん!!

平野紫耀
平野紫耀
仕事って言ってんじゃん。




あなたが何も言えずにいると、




平野紫耀
平野紫耀
あなたって、仕事とプライベート一緒にするようなやつだったっけ?




と言われた。




紫耀からのその一言で、

涙が溢れてくる。






その時激しく楽屋のドアが叩かれ、

激しく廉が入ってきた。




永瀬廉
永瀬廉
海人!お前ミイラ取りがミイラになってどうすんねん!!
髙橋海人
髙橋海人
ごめんごめん、、!
神宮寺勇太
神宮寺勇太
もうギリだから。
髙橋海人
髙橋海人
ヤバ、そんな時間?
岸優太
岸優太
戻って来ないからビビるし。
永瀬廉
永瀬廉
それよ。




あなたの表情は

皆の方に背を向けているため

紫耀にしか見えていなかった。




岸優太
岸優太
紫耀!マジでヤバイって!
平野紫耀
平野紫耀
うん、わかってる。





自分の目の前で涙を流すあなたを置いて

すぐに行く事が出来ずにいた紫耀。




気まずいまま

ここで行ってしまうと、

次はドラマの撮影が一区切りつくまで

あなたに会えない、、、





それを思うとすぐには足が

動かない。





でも時間はそこまで

迫ってきていた。



永瀬廉
永瀬廉
紫耀!ヤバイってガチで。
平野紫耀
平野紫耀
ごめん、、そうだよな、行くわ。



紫耀はあなたの頭を

クシャっと撫でながら




平野紫耀
平野紫耀
いってきます、、。




そう言って楽屋を

出て行った。





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