ーーーーーpiece by piece side
昼ごはんを食べ終わった3人。
落ち込むあなたの肩を
元気づけるように
ポンポンとする猛。
3人は屋上から
降りてくるのがバレないように
そーっと降りた。
そして何事も無かったかのように、
廊下を歩きだす。
そう言って
響は2組に入って行った。
あなたは下を見ながら
必死になってミサンガを探す。
もちろん下しか見ておらず、、、
ーーードンッッ!
案の定、ぶつかってしまった。
あなたが顔を上げると
そこには猛では無い人が。
あなたは差し出された手を取ると
引っ張られ、
ひょいっと立ち上がらされた。
あなたが立ち上がるのを確認すると
スタスタと歩いて行ってしまった。
7組まで必死になって探すが
見つからなかった。
落ち込むあなたに
猛が声をかける。
せっかく紫耀が作ってくれたミサンガ。
探す事が出来なくて、
悔しくて悔しくて、、、。
あなたの心は
悲しみと申し訳なさで
いっぱいだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。