第245話
3人が会場に入り
記者会見が始まった。
3人は一礼をし、
猛が話しはじめた。
本日は大変お忙しい中、急なご案内にもかかわらず、このようにお集まりいただき、本当にありがとうございます。短い時間ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。
3人はまた一礼をした。
皆さまも御存知かと思われますが、この度ベースの恭平が他界してしまいました。ファンの皆様には先程私達から、今後の活動の事でメッセージを出させて頂いております。
どういった内容だったんでしょうか?
はい。僕たちは解散はしません。これからも気持ちは4人で活動していこうと思っています。
気持ちはということは、実際は3人で活動するっていうことですか?それともサポートメンバーを入れるのでしょうか?
その件につきまして、メンバーと話し合いを重ねた結果、ボーカルのあなたが、恭平の後をつぎベースを弾くこととなりました。
あなたさんはベースの経験はあるんですか?コンサートはどうするんですか??
これから頑張って練習をしていくつもりです。
あなたさんの言葉で欲しいんですけど!
猛がどうする?と
あなたの方を見た。
あなたは大丈夫と
微笑みうなずく。
はい。私はほとんどベースの経験はありません。ですがメンバーと話し合いを重ね、このようにさせて頂くようになりました。コンサートも予定通り行います。
もしもベースが弾けなかったらどうするんですか?ファンの方はコンサートを楽しみにしているのに恭平さんはいないわ、ベースはボロボロだわってなったら、ファンの方を裏切る事になりませんか?
そのような事にはならないように努めさせて頂きます。
高校生だからって甘くみすぎじゃないでしようか?チケットを買うのにも、ファンの方がお金を出して買っている。コンサートをするのだって、多額な費用がかかっている、それを承知の上でもしもの時は責任がとれるのでしょうか?
猛がマイクを持って
答えようとしたその時、
あなたさんの意見が聞きたいんですけど!
記者からそう言われた。
それでも猛は動じずに
マイクを握り話しだした。
僕の意見は、あなたの意見でもあり、響と恭平の意見でもあります。それだけ僕たちは話し合いを重ね、今日この日を迎えました。僕はこのpiece by pieceのリーダーとして、説明をさせて頂く義務があると思っています。ですので、僕から説明させて頂きたいのですがよろしいでしょうか?
え、あ、はい。
高校生の猛の対応が
あまりにも大人な対応だった為
記者の方も恥ずかしくなり
大人しく座ったようだった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。