第716話

piece706〜ヤバい状況って
3,393
2020/02/06 10:44



バランスを崩し

そのままあなたに倒れ込んだ。





そしてちょうどあなたの胸に

廉の手が重なる、、、。




永瀬廉
永瀬廉
?!?!
あなた

、、好き。





一言、それだけ言って

また眠るあなた。




永瀬廉
永瀬廉
え?、、は?



突然の事すぎて

頭が真っ白になる廉。




とりあえず落ち着こうと

あなたから離れた。



平野紫耀
平野紫耀
お前ら何やってんの?




廉が振り返ると

無表情のまま

部屋の入り口に立っている

紫耀がいた。




平野紫耀
平野紫耀
あなたの胸触って、キスまでして、、、好きって聞こえたけど、、何やってんの?
永瀬廉
永瀬廉
いや、これはちゃうねん!
平野紫耀
平野紫耀
廉ッ、、テメェ、、!!




胸ぐらを掴み

殴りかかろうとした時、

あなたと目が合った。





あなた

紫耀、、?





熱でなのか、

見られてまずかったと思ったのか、

あなたの目はウルウルしている。





それを見た瞬間、

殴る気もなくなり、

紫耀は胸ぐらから手を離した。





平野紫耀
平野紫耀
もういい、、。今から仕事だから、、。




それだけ言い残すと

紫耀は出て行ってしまった。





永瀬廉
永瀬廉
ちょっ、、待っ、、!




あなたを残して

紫耀を追いかける事も出来ず、

ただただ立ち尽くす。





そして振り返るとそこには

眉間にシワをよせて

眠っているあなたがいた。





永瀬廉
永瀬廉
ガチか、、、あーもう、、!!!



今ヤバい状況なのは

わかっている。





わかっているけど、

優先順位としては、

あなたを病院に連れて行くこと。





意識がはっきりしていない

こんな状態のあなたに

今の状況の説明を求めても、

到底無理だと廉は判断した。





永瀬廉
永瀬廉
最悪、、、ガチで。




廉はその場に座り込んで

あなたの顔を眺める事しか

できなかった。










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