なかなか寝付けず
結局そのまま朝を迎えた。
携帯の電源はOFFにしている為
誰とも繋がらない。
そこへ猛と、
眠たそうにしている響が
あなたを迎えに来た。
2人にはこう説明していた。
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夜中に急に
紫耀が私を探し出したら、
その時は紫耀と別れて
私はpieceハウスにいるから。
だから心配しないで。
でも紫耀には居場所は
言わないで欲しい。
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とだけ伝えていた。
だから猛と響は
まだ別れた理由を知らない。
何て言おう、、、
2人には本当の事を話すか、
嘘をつくか、
まだ迷っていた。
最近ずっとため息ばかり
ついている気がする。
いつもはなかなか
昼休みの時間が来ないのに、
こんな日はあっという間に
時間が経ってしまう。
あなたは重い足取りで
屋上へと向かった。
ーーーーーガチャッ
ドアを開けると
そこにはもう2人が
座って待っていた。
2人の元へと行き座ると
早速猛から質問がきた。
怒ってないと言われても
あなたはなかなか
言えずにいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。