なーにニヤニヤしてんの!
ビックリしたー!!
急に声をかけられ驚くあなた。
ごめん、起こした??
俺もバスの中で寝てたから、バッチバチに目が覚めてたよ(笑)
何それ(笑)狸寝入りしてたの?
いやいや!俺ずっと目開けてたから!笑
うそ!気付かなかった!
そしてあなたは
手に持っていたプリントの事を
思い出した。
あ、これ。皆でまとめてくれたんでしょ??ありがとう!
まとめたってゆうか、ただ書いただけに近いけどね!
それでも助かるよー!ありがとう!
いいのいいの〜!
てゆうか、いつも海人とこうやって話してる気がする(笑)
それな!さては狙ってるだろー?
狙ってないし!笑
シー!皆起きちゃうから(笑)
思ったより大きな声が出た為、
皆が起きていないか
慌てて見渡すあなた。
そして紫耀の後ろ姿が
目に入った。
紫耀は今何を思ってるんだろう、、、って考えてたでしょ?笑
え、いや、別にそんな事思ってないし!
寝言で言ってたよ?《紫耀好き〜》って!笑
うそ?!
うっそだよーーーーん!
海人なんかキラーイ!
あちゃちゃちゃーー(笑)
あなたは海人に向かって
ベーっと舌を出した。
あなたは、、紫耀の嘘に気づいてるんでしょ?
嘘、、になるのかな??
どうゆうこと??
あなたはしばらく考えて
口を開いた。
私の中でね、《嘘》ってゆうのは相手を傷つけてまでつくのが《嘘》だと思うの。でも紫耀は違う、、、。
紫耀のは嘘じゃないってこと??
皆からしたら嘘かもしれないけど。。
じゃあ、、あなたにとってはなんなの??
紫耀がついた嘘はきっと自分の為じゃない。私の為についた嘘かなって思うの。理由はわかんないけど。。《相手の事を想ってついた嘘》は、私は《優しさ》だと思うんだ。
それが間違った優しさでも??
今回の相手は紫耀だから。私の今まで見てきた紫耀は、理由もなくただイライラをぶつけて人を傷つけるような事をしないと思う。
紫耀のこと、よくわかってますやん!笑
本人には私が嘘に気づいてるって言えないけどね(笑)
言えばお互いラクになるかもしれないのにーーー!
紫耀にも考えがあるんだよ、きっと!いろいろ考えてこの決断に至る!笑
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。