第844話

piece819〜自分を責めんな
3,184
2020/05/25 10:16




紫耀もあなたの隣で

横になった。




平野紫耀
平野紫耀
なぁ、、



その声だけでも

ビクっとなるあなた。




平野紫耀
平野紫耀
おいで、、大丈夫。もう大丈夫だから、、。



あなたはゆっくりと

紫耀の方へと向いた。




そしてゆっくりと

紫耀の胸に顔を埋める。




紫耀を確かめるかのように、、、





ここは安心できる場所なんだと

確認するかのように、、、




平野紫耀
平野紫耀
抱きしめたいんですけど、、いいですか?



優しい声で

そっと囁くように

怖がらせないように

そう尋ねると、

あなたは静かにうなずいた。




平野紫耀
平野紫耀
怖くないから、、大丈夫だから、、。



あなたを怖がらせないように

優しく語りかけながら

そっと包み込む。




小刻みに震えていた身体から

スーっと力が抜けていく。




そしてあなたの方から

紫耀の背中に手を回すのを

確認すると、

紫耀はしっかりと

あなたを抱きしめた。




平野紫耀
平野紫耀
な?大丈夫だろ?



紫耀の匂い、、、




紫耀の体温、、、





紫耀の声、、、





紫耀の優しさ、、、





紫耀の全てが

あなたの気持ちをほぐしていく。




平野紫耀
平野紫耀
ごめん、、嘘ついた。



何の嘘かな?と

心の中で思っていると、



平野紫耀
平野紫耀
気にしないとか言ってたけど、、、やっぱり海人にヤキモチやいてしまう、、。これって気にしてるって事だよな〜。



なんて言いながら

ハハっと笑う紫耀。



平野紫耀
平野紫耀
あなた、、キスしてもいい?



何も反応を示さないあなた。




平野紫耀
平野紫耀
だよなー、、やっぱ怖いか。



その言葉に対して

あなたはかすかに首を横に振る。




平野紫耀
平野紫耀
俺ならいいの?
あなた

紫耀しかダメ、、。

平野紫耀
平野紫耀
やっと喋った(笑)
あなた

紫耀、、、

平野紫耀
平野紫耀
んー?



あなたは紫耀の腕の中から

一生懸命上を向き

ちゅっとキスをした。




あなた

ごめんなさい、、キスされて、、。ごめんなさい、、触られて、、ごめんなさい、、海人にンッ///




キスであなたの言葉を

遮った。



平野紫耀
平野紫耀
それ以上言うな。あなたのせいじゃない。俺はあなたを責めたりしないから、、だから自分を責めんな。



紫耀にそう言われて、

あなたは心が鎖で縛られていた感覚から

一気に解き放たれた感じがした。








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