第597話

piece589〜窓際によりかかり
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2019/10/01 08:21





どれぐらい時間が

経ったのだろう、、、








わからないが、

猛と響も帰ってこない。

紫耀もまだ、、、。








シャワーを浴び、

リビングに戻る途中で

廉の部屋のドアが目に入った。








物音しない廉の部屋。






そのかわりKINGの部屋の

少しあいた隙間から

光がもれていた。







あなたは紫耀の部屋に入ると

そっと部屋のドアを閉め、

真っ暗な状態のまま

紫耀のベッドに座った。






あなた

紫耀、、まだかな、、。






ベッドの脇にある窓から

外を見ながら

紫耀の帰りを待っていた。








頭を沢山使いすぎて

気疲れしたあなたは、

窓際によりかかり

眠ってしまっていた。










ーーーーー紫耀&神宮寺side







2人は仕事が終わり

一緒にシェアハウスに帰ってきていた。







神宮寺勇太
神宮寺勇太
紫耀とあなたがねー?笑
平野紫耀
平野紫耀
マジでウゼェ(笑)
神宮寺勇太
神宮寺勇太
でも廉がどんな反応してるかだよね。
平野紫耀
平野紫耀
まぁ、、多分だけどな!俺の予想は廉と話してると思う。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
こればっかりは、人の気持ちだし。廉もわかってくれると思うよ。
平野紫耀
平野紫耀
そうか?
神宮寺勇太
神宮寺勇太
紫耀がそんなウジウジしてどうすんの(笑)あなたが不安になるだけでしょ?そんなんだったら廉も気遣うわー。
平野紫耀
平野紫耀
だよなー、、そうだよな。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
男はドーンと構えとけばいんだよ(笑)廉と紫耀の仲ぐらい、俺らがフォローするから!
平野紫耀
平野紫耀
ごめん。ありがとな。




玄関のドアを開けて

シェアハウスに入る。





神宮寺勇太
神宮寺勇太
ただいまーって誰もいないか(笑)





リビングのドアを開け

顔をのぞかせるが

誰もいなかった。






平野紫耀
平野紫耀
俺らも風呂入って寝よ。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
そうだね!





さすがに夜も遅いため

あなたは起きてないとわかっていた。

わかっていたが、

紫耀は少し期待してしまっていた為

落ち込んでいた。







皆先に寝ているだろうと思い、

タオルを腰に巻き、

別のタオルで頭を拭きながら

真っ暗な自分の部屋へと入って行く。







そのままドアを閉め

ベッドにドサッと座ると

何かに触れた。






平野紫耀
平野紫耀
うわぁッッ、、え、、何?





月明かりが照らす方を

よく目を凝らしてみる。







平野紫耀
平野紫耀
え、、あなた、、??





そこには髪が濡れたまま

ベッドの上に座り、

窓際によりかかって眠る

あなたの姿があった。







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