第457話

piece450〜この両手で
3,841
2019/05/26 15:29





急いでpieceハウスへと向かう紫耀。

だけど時折歩きながら、、、。






車で行けば数分で着く距離だが、

あえて歩きながら走りながら行った。








そして気づいたら

pieceハウスの門の前まで来ていた。







辺りは暗く、

目を凝らしながら歩く。





平野紫耀
平野紫耀
あれー、、庭で待ってるって言ってたのになー??




そう言いながら

キョロキョロしていると

向こうの方から

走って来る人影が。





平野紫耀
平野紫耀
あなた??
あなた

紫耀!!ごめん!!待った??

平野紫耀
平野紫耀
今来たところ。
あなた

良かった〜。携帯の充電無くなっちゃってさぁ。こんぶさんに預けて戻ってきたんだ、、ごめんね!






そう言って笑うあなたは

いつものあなたの笑顔だった。






あなた

やっぱりさ、電話よりこうやって会った方が相手の事がわかるよね!





ニコニコと笑いながら

顔を覗き込んでくる。






あなた

ね!そう思わない??






1つ1つの仕草が

どれも可愛くって、、、。





あなた

紫耀??





笑った顔も

困った顔も

泣いた顔も

キョトンとした顔も

苦しむ顔も

幸せそうな顔も

意地悪そうな顔も

恥ずかしそうな顔も

怒った顔も

悲しむ顔も

焦る顔も

ぼーっとしてる顔も

寝ている時の顔も







全部全部全部

ホントに愛しくて

この両手で支えたくて

この両手で抱きしめたくて

この両手で奪ってしまいたくて






平野紫耀
平野紫耀
あなた、、ごめんな。
あなた

夕方の事??ホントに大丈夫だって!会ってわかったでしょ??ホラ!大丈夫!

平野紫耀
平野紫耀
それだけじゃない、、ごめん。





そう言って紫耀はあなたの事を

ギュっっと抱きしめた。





あなた

紫耀??何のごめんね??

平野紫耀
平野紫耀
ごめん、、ホントに。




あなたは訳もわからず

ただそのまま

抱きしめられていた。







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