第804話

piece783〜不安な夜もある
3,180
2020/05/01 03:16



髪を乾かし終わり、

紫耀はいつもと反対側に

あなたを寝かせる。



あなた

紫耀、、こっち側じゃなくていいの?

平野紫耀
平野紫耀
いいの。向かい合った時下にくる方だと痛いでしょ?



そう言いながら

自分の頬を指差す。




あなた

紫耀ってさ、、

平野紫耀
平野紫耀
何?笑
あなた

いちいち優しいよね。モテるだろうな〜。

平野紫耀
平野紫耀
あなたいんのにモテてどうすんの(笑)
あなた

だって私だよ?他にも可愛い女優さんとか綺麗な女優さんとかいっぱいいるのにって、、心配になる。

平野紫耀
平野紫耀
でた、あなたのそのマイナス思考の時期が(笑)定期的に訪れるよな〜。笑



紫耀は笑いながら

あなたを抱き寄せた。



あなた

女の子はしょうがないの、、っ!

平野紫耀
平野紫耀
どうしたらそんな不安にならずに済む、、?ピンキーリングじゃなくて、薬指にしとけば良かったかな〜。



紫耀があなたの背中を

トン、トン、トン、、、とする。





あなたは紫耀の胸に

顔を埋めたまま

両手で紫耀の服の胸のあたりを

ギュッと掴んだ。




平野紫耀
平野紫耀
そんなに掴まなくてもどこにも行かないよ。



そう言って紫耀は

あなたが眠るまで

トントントンとしていた。







静かな夜。





どうしても不安で

しょうがなくなる時がある、、、。





月の満ち欠けに

関係するのかしないのか

それはわからない。





だけど

言葉じゃ言い表せない不安が

押し寄せてくる、、、。





そんな日もある、、、。











ーーーーー紫耀side








あなたにトントンとしながら

いつの間にか

自分も眠ってしまっていた。






あなたに腕枕している左手。





何度か目覚めては

あなたがちゃんと

隣で眠れているかを

確認していた。





何度目かに目覚めた時

少し違和感を感じる。




平野紫耀
平野紫耀
ん?あなた、、?



暗い部屋の中

手探りだけで、

状況を把握しようとしていた。






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