第935話

piece904〜こっち見んな
2,901
2020/07/06 11:09



シーツをギュッと

握りしめるあなたの手を、

紫耀の手がギュッと

そしてそっと包み込む。





親指であなたの手の甲を撫でると、

手をくるっとひっくり返し

紫耀の指に細い指を絡めてきた。





それが何とも言えないぐらい

愛おしく思えて、、、

紫耀は軽々あなたを抱き上げながら

一緒にベッドに倒れ込む。




するとあなたは

すぐに布団にもぐり込み

うずくまってしまった。



平野紫耀
平野紫耀
あなた、、?



布団をかぶって顔を隠していて

表情が見えない。




紫耀が布団をめくり中に入り

うずくまるあなたをそっと抱きしめる。




その瞬間あなたはピクッと反応し

もっと小さくなった。




平野紫耀
平野紫耀
何やってんの(笑)
あなた

見れない、、

平野紫耀
平野紫耀
見れない?何を?
あなた

紫耀の顔、、///

平野紫耀
平野紫耀
なんだそれ(笑)
あなた

恥ずかしくて無理、、///

平野紫耀
平野紫耀
恥ずかしい?今こうやって裸で抱き合ってんのに?笑
あなた

もうそうゆう事言わないンッッ///




背を向けるあなたの肩を持ち

自分の方へと向け、

キスで言葉を遮る。



平野紫耀
平野紫耀
さっきはごめん、、イジメすぎた、、。
あなた

ホントだよ、、手首まだ痛いもん、、。

平野紫耀
平野紫耀
ごめん(笑)感じるあなたが可愛くて、、ヤメらんなかった。笑
あなた

紫耀のエッチ、、///

平野紫耀
平野紫耀
好きなくせに。笑



裸の紫耀の胸に

抱きしめられるあなた。




肌で感じるお互いの体温。





紫耀の胸の鼓動が

そして音が、

あなたに直接伝わってきた。




あなた

紫耀も、、ドキドキいってる、、。

平野紫耀
平野紫耀
好きなやつ抱くのにドキドキしねぇわけねぇだろ、、
あなた

紫耀が、、?




そう言って

あなたが顔を上げようとしたら

それを阻止された。




平野紫耀
平野紫耀
バカ、、今こっち見んな、、///



恥ずかしくてドキドキしていたのが

自分だけじゃなくて

紫耀もなんだと思うと

あなたは嬉しくて、、、





また紫耀の胸に耳を当て、

鼓動を全身に感じた。










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