それは全て
紫耀からだった。
メッセージを見ると
《起きれた?》
《まだ寝てる?》
など心配するメッセージが
沢山届いていた。
あなたは急いで
紫耀に返信をした。
ーーーーーKING side
あなたから返事がなく、
紫耀はソワソワしていた。
ソワソワする紫耀を見て
廉はイライラしており、
海人はそんな2人を
笑いながら見ていた。
そして3人は気持ちを入れ替えて
稽古に集中をした。
ーーーーーあなたside
紫耀からのメッセージ
《安心した。》
この一言で
自分がどれだけ
大切にされているかを感じる。
大げさかもしれないけど。
こんな些細な事でも
本気で心配してくれる、、、
紫耀みたいな人と
付き合う事が出来て
ホントに良かったって
改めて思った。
そう言って里美は
廊下を指さす。
何があったのか
心当たりが見つからなかったが
とりあえず里美について
廊下に出た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!