あなたは海人に尋ねた。
海人の質問が図星だった為、
焦るあなた。
何と答えて良いか分からず、
海人の質問を濁して返した。
海人はあなたの反応を見て
《告白された》
もしくは
《告白に近い事を言われた》
という事に気付いていた。
廉の事を傷つけたくないと
想えば想うほど、
自分の気持ちに
嘘をつかなければならない。
海人が言ってくれている事の意味が
少しずつ整理する事で
わかってきだした。
でも自分の気持ちに
嘘をつかなければならないって?
自分の気持ちって何だろう。
自分の気持ちの正解は
何なのだろう。
この答えにはまだ
たどり着けないでいた。
確かに、、、
海人に言われた通り
もう自分の中で
答えが出ているのかもしれない。
だけどその答えに
自信がないだけで、、、。
相談した海人に
コタエアワセを求めていたんだ。
それをわかってて海人は
あえて否定もしなければ
肯定もしなかった。
そう言うと海人は
いつもの最上級の笑顔を
あなたに見せた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。