第562話

piece553〜わからないまま
3,553
2019/08/18 12:19




あなたが出て行った後

猛が大きなため息をつく。






神宮寺勇太
神宮寺勇太
すごいため息が聞こえたけど(笑)
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
いや、、あなたが何かを隠してるなぁと思って。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
やっぱり??俺もそう思った!
岩橋玄樹
岩橋玄樹
え?そうなの?通りで話しがわかんない事だらけなのか、、。




皆がなるほどと頷く中

紫耀は疑問に思った。





平野紫耀
平野紫耀
でも何で何かを隠すわけ?
岸優太
岸優太
確かに、、。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
何かやましい事でもあるのかな??
髙橋海人
髙橋海人
そ、れ、か!あなたの事だから、猛と響に迷惑をかけないように、とか思ったんじゃない??
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
なるほどねー。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
それか脅された??
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
それもあり得る、、。
永瀬廉
永瀬廉
どっちにしろ、あなたがホンマの事話さへん事には何もわからんからなぁ。
髙橋海人
髙橋海人
1人で悩んでても、負のループじゃん。
平野紫耀
平野紫耀
でもそうだとわかってても悩んじゃうのがあなただろ(笑)
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
あーーーーー。俺ってそんなに頼りないかなー。




猛が頭をかかえながら

また大きなため息をついた。





岩橋玄樹
岩橋玄樹
そうじゃないと思う。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
猛達に心配かけないようにって、あなたなりに考えてるんだよ!
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
わかってる。そのあなたの気持ちもわかってるけど、、、。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
恭ちゃんがいたらなって思うんでしょ?
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
うん。恭平がいたら、あなたはきっと恭平に話してたと思う。俺じゃダメなんだろうなって、、、わかってはいるんだけどな。




今まで以上に

猛は落ち込んでいた。






平野紫耀
平野紫耀
恭平が居なくなったから話せなくなったんじゃないかって思ってる?それは違うからな、絶対に。
髙橋海人
髙橋海人
恭平だから全てを話してたんじゃない。猛にだって、響にだって、あなたは甘えてたよ?頼ってたよ?
神宮寺勇太
神宮寺勇太
見ててわかるぐらいだから、猛達本人が一番わかってたんじゃない?
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
確かに!タケちゃんもそう感じた事あったでしょ??
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
まぁ、、。
平野紫耀
平野紫耀
恭平が居なくなった事であなたが頼れなくなったんじゃない。あなたなりに守ろうとしてるんだよ。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
守る?俺を?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
猛もだし、響もだし、pieceもそう。
永瀬廉
永瀬廉
せやから恭平が居らんなって誰にも話せんくなったんとちゃう。それだけは勘違いしたらダメやで?
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
全然守れてないじゃん、、あんなにボロボロになってさ。むしろ女に守られる男ってどうなの?って思うのは俺だけ?笑
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
タケちゃん、タケちゃんがそんなに自信無くしてたら、俺なんか、、、俺なんかどうしていいかわかんないよ!笑



そう言いながら

近づいてきた響。





そして響が猛の目の前で

ピースサインを作った。





星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
《人》ってゆう字はさ、《人と人が支え合って出来てる》ってよく言うじゃん?俺さピースもそうだと思うんだよね!




響にそう言われて

猛もピースを作った。





星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
《1本は自分》そして《もう1本は相手》。この人差し指が俺だったら、中指はタケちゃんだったりあなただったり恭ちゃんだったり、King & Princeのメンバーだったり、、、俺の周りの人達。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
周りの人達、、。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そう!俺らのトレードマークのピースサインは、1人じゃないよって、、、そうゆう意味もあると思うんだよね!そう考えるとパワーがわいてくるでしょ?




響が猛に向けた笑顔は

屈託もなく本当に心からの笑顔。








そんな響の笑顔を見て

響の話しを聞いている

猛を見ていると、

あんなに落ち込んでいたのが

まるで嘘だったかのように、

みるみるうちに

猛の心が晴れていくのを

皆が感じていた。















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