第783話

piece764〜不安の渦に飲み込まれ
2,833
2020/04/23 22:17



ようやく少し落ち着きだしたあなた。




あなた

帰る、、帰りたい。

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
紫耀達は待たなくていんだな?




猛のその質問にあなたは頷いた。





楽屋から出ようと

ドアノブに手をかけた時、

外側からドアを引いて開けられた。





目の前には

今1番会いたくなかった人、、、





平野紫耀
平野紫耀
あなた、、、。




目を合わせる事すら

出来ずにいたあなた。




あなた

先に帰るね、、お疲れ様。





それだけ言うと

サーっと紫耀の隣を

通り過ぎようとした。





もちろんそのまま帰すわけでもなく

紫耀が腕を掴む。





平野紫耀
平野紫耀
何で避けんの?帰る準備するから待てない?
あなた

離して、、ッッ。

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
2人とも、、落ち着けって、、。
永瀬廉
永瀬廉
はいはいはいはい。



そこに廉が割り込んできた。





永瀬廉
永瀬廉
こんなとこにいつまでもおってどうするん?とりあえず帰ろ。2つに別れて帰ったらええやん。俺ら先に帰るし、後から紫耀達が帰ってきたらえんとちゃうん?
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そうだね!俺ら先に帰っとくし!
平野紫耀
平野紫耀
わかった、、。




そう言って寂しそうに離す紫耀の手は

やり場のない想いを握りしめていた。





紫耀に手を離された途端に

パッと楽屋の外へと

飛び出すあなた。




星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
あ、あなた!
永瀬廉
永瀬廉
待てって、、!



その後を廉と響が追う。




岸優太
岸優太
じゃあ先に家で待ってるわ!
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ちゃんと連れて帰っとくから、、後で話そう!
平野紫耀
平野紫耀
うん、、ありがとな。




そして岸と猛も

あなた達の後を追った。





楽屋から出て少し廊下を歩くと

響だけが立っていて

岸と猛の事を待っていた。





駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
あら?廉とあなたは?
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
んー、あなたを預かるわってどっか行った。
岸優太
岸優太
マジかよ、、。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ややこしくなりそうだな、、。そうゆう事なら、、俺ら紫耀達と帰るか。



猛はため息をつきながら

響と岸と一緒に

楽屋へと戻って行った。






ーーーーー廉&あなたside






廉は見ていられなかった。





腫らした頬、

無言のまま流れる涙、

疲れ切ったあなたの顔、、、




先に帰ろうと言ったものの

このまま連れて帰っても

何も解決しないと思った。





だから連れ出した。






あなたは何も抵抗せず

廉に手を引かれ

その後をついて行く。




永瀬廉
永瀬廉
なぁ、、ちょっと寄り道するけどえぇ?



もちろんその質問に

無言のままのあなた。




嫌がっていない事を確認すると、

廉はそのまま手をひいて

あなたをある場所へ連れてった。





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