第2話

piece2〜高3の春
32,517
2020/08/13 04:38







ーーーーー高校3年の春






星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
タケちゃーん!ここのリズム、毎回って言っていいほど俺タケちゃんとズレるんだけど、練習付き合ってくんね?笑
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
いいよ!俺1小節前から叩くからそっから入って!
賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
ったく、タケは響に甘いんだよ。笑
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
出た!クール!きょーふ!キョーヘイ!
賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
だぁかぁらぁーその呼び方ヤメろ。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
まぁまぁ練習しないやつよりするやつの方がマシでしょ!笑
あなた

それって響はヘタクソだけど、練習は頑張ってて偉いね〜って言ってる感じに聞こえる(笑)

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
え、、タケちゃん、、そうなの?
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
違う違う違う!こらあなた!変なこと言うなって!笑
あなた

すいましぇーーーん!笑

賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
でも間違いでもねぇだろ。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
おい、恭までやめろって(笑)
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
もーいい!!俺いじけてやる!





私たちは小さい頃から幼馴染。






同じ住宅で育って、

親同士も仲良くって、

産まれた時から一緒な

ちょーちょーちょーが沢山つくほど

腐れ縁。





そんな私たちが小学生の時に、




星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
しゅーごー!
今日からバンド組むぞ!





響のたったこの一言で

全てが始まった。





右も左もわからない状態で、

楽器もちゃんと

触ったことなくて、、、






こんな私達が

音楽を始めることになった。














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