遊園地に着き
目をキラキラさせながら
入り口を見上げるあなた。
紫耀はあなたの手を引き
走って向かった。
チケットを購入し、
パンフレットを見る2人。
あなたが指をさしたのは
ジェットコースター。
今度は逆に
あなたに手を引かれ
ジェットコースターの場所まで走る。
しかし自分で乗りたいと
言い出したものの、
いざ座ってみると、
恐怖が上回っていた。
と真顔で答え、
安全バーをギューっと
握りしめるあなた。
そんなあなたの手を取り
ギュッと握る紫耀。
そんな紫耀の言葉に
キュンキュンする暇も無く
ゆっくりとスタートをきる
ジェットコースター。
終始2人で
キャーキャーワーワー言いながら
着く頃には2人とも爆笑だった。
紫耀が差し出す手を掴み
コーヒーカップに乗ると
ロックをかけられる。
紫耀は腕まくりをしだした。
紫耀の筋肉質な腕で
思いっきり回し出した。
遠心力でふらつくあなた。
そんな事はお構い無しに
紫耀は回していた。
コーヒーカップが止まる頃には
もう目が回ってフラフラなあなた。
とりあえずベンチに座って
休憩をしていた。
紫耀はあなたを残し、
飲み物を買いに行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。