第342話

piece337〜前へ
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2019/03/20 05:00
あなた

今は紫耀が何考えてるか、無理に知らなくてもいいかな。



あなたは紫耀の方を見ながら

海人に言った。



あなた

きっと紫耀はいつか自分から話してくれると思うし、その時を待つ!

髙橋海人
髙橋海人
わお、あなたかっけぇ!
あなた

だろ?(笑)あー寝たら少し復活したー!ベース弾いてこよっと!

髙橋海人
髙橋海人
リハあったのにまだ練習すんの?
あなた

もう月曜から学校で練習時間減るからねー。

髙橋海人
髙橋海人
学生おつでーす!
あなた

KINGの部屋借ります!

髙橋海人
髙橋海人
オッケーー!


あなたはベースを持って

KINGの部屋へと向かった。




髙橋海人
髙橋海人
で、、いつまで寝てるつもりでしょうか?笑


海人は狸寝入りを

見逃していなかった。






ーーーーーあなたside



KINGの部屋に入り

ベースを床に置いた。




最近、やっと泣かなくなったなー





そんな事を思いながら、、、。





でもそれは決して

恭平の事を忘れたわけではない。





恭平がいない日常に

慣れたわけでもない。





頭で理解をして

前を向いて前進しているだけ。





ただがむしゃらに

前に向かって

突っ走っている。






そんな時期だって

あっていいよね。




あなた

だいぶ指も慣れてきたなー。





ベースを弾き始めた頃に比べて

血が滲まなくなっていた。



あなた

なんだか手の指の皮が強くなった気がする。皮がじゃないか、、皮もか、、。



心も少しずつ

強くなっていた。



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